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摩耶山をシノギング


ほぼ毎日六甲の山に入っているのではないかという先輩の案内で摩耶山周辺をシノギング。

ざっくりいうと新神戸駅の南が市街地で北が六甲の山である。新神戸駅を渡る橋を越えると静かな住宅街が山に向かって続いている。


道標に従いゆるい傾斜の階段を行く。六甲山の南は市街地が近く電車バスのアクセスも良いのでこの辺りの人たちにとってとても身近な山なのだそうだが、入り組んだ市街地での道迷いが多く。アプローチ遭難などと言われているらしい。確かにこの道標も控えめでうっかりすると見落としてしまいそうだ。


先輩は真っ黒い日傘をバサッと開き日を除けて歩く。ULハイカー御用達のシルバーのアレではなくご婦人用のコレだ。「雨の日も使えるから便利だよ」だって。力が抜けていていいな。


昨日までの雨に打たれて落ちてきたのか、道端の枝にさなぎの抜け殻を見つけた。先輩は「ちょめちょめちょめ蛾」のさなぎ、きれいな色だねーと正確に蛾の名前を言ったが私の知らない名前なのでちょめちょめがなんだか思い出せない。


さて、お寺さんの階段を詰めると旧摩耶道(もとまやみち)が始まる。


湿気に包まれたトレイルはそこらじゅうイノシシにひっくり返されている。立ち止まるとたちまち蚊に刺されてしまうので油断できない。


学校林道への分岐を分けてトラバースの道を行く。


風化花崗岩の、ほとんど斜面の踏み跡をザクザクと音を立て進む。日傘をトレッキングポールのように操り、「あー、うるさいなこの小さいの、なんか用?」と言いながら顔にまとわりつく虫を団扇で払いながら歩く先輩。いつも六甲エリアを歩いている先輩はこのエリアを歩く術を知り尽くしている。


ちょっと荒れた、なんだかいい感じの谷に暫し見とれる。


このまましばらくトラバースしたのちに行者尾根を凌ぎ全山縦走路に抜けるつもりだったが、先輩もまだ登ったことながいという尾根を調査がてら登ることにする。


小枝がうるさい尾根をしばし凌ぐと学校林道の451近くの鉄塔に出た。ここからはしっかりしたトレイルが続く。


当初予定していた行者尾根の分岐からはこんなふうに神戸を一望できる。


布引ハーブ園の向こうに須磨アルプスが霞んで見える。


もうそろそろ摩耶山の山頂という頃、ハンモックに丁度いい場所を見つけたのでここでお昼休憩にする。ハンモックを広げると場の雰囲気が変わる。先輩は初めてのハンモックに大満足。座ったり寝転がったり楽しそうだ。


傾斜の緩んだ山頂付近は静かな森が広がってとても気持ちがいい。




摩耶ロープウェーほしのえきは展望が良く、売店には生ビールがあるというのだから飲まないわけにはいかない。神戸の街を見下ろしながらプハー。これまでにどれだけ多くのハイカーが自力下山をあきらめてここでビールを飲んだことだろう。


我々もとっくに自力下山をあきらめて貸し切り状態のロープウェーとケーブルで下山。最後にポンコツなpepper君がしばらく考え込んだあとに「コレデオワリマス・・・」と摩耶山シノギングを締めくくってくれた。


あー、凌いだような、凌がないような・・・。

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