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甲府SUNDAY 出張シノギングの様子

全然歩かなかった笑5月の出張シノギングから三か月、再び訪れた甲府駅北口はビールフェスタなるものが開催されにぎわっている。いや、正確には朝早い集合のためその様子はうかがえなかったが、さぞかしにぎわっていることだろう・・・。

車に乗り込み向かう先は北杜市中東部エリア。コロナ感染拡大の影響で応募者の半数がキャンセルとなってしまったが、感染網を潜り抜けたシノラー志願者が参加してくれた。

今すぐにも歩き出しそうなシノラーたち。どうどうどうとなだめてバックパックを下ろしてもらう。そう、シノギングはなかなか歩き出さないのだ。

はじめにメーカーのわたくしから凌・シノギングとはどんなものかを説明。話ばかりではみんなMr.チンプン・カンプンのようなので早々にまとめて次の講座へ(笑)

いつものように本日のシノギングエリアの地形図を渡してまずは何となく眺めてもらう。

現在地がわからないと始まらないので現在地を割り出す方法を伝授。吸い寄せられるシノラーたち。

目の前の沢と林道がどんな方位関係で交わっているかを確認し、それに当てはまるところを地形図上で探し出す。難しく考える必要はない。単純なことを確実にやればそれは見えてくる。

続いて最近好評のパッキング講座。

Before なんだかショボン・・・。

After もうどこまでも歩いて行けそう!

同じバックパックでもパッキングの仕方でこんなに変わる。荷物の量に合わせたバックパックを選ぶことが基本だが、そうではない場合にどんな工夫をするかがパッキング術。知りたい方はシノギングイベントで実際にその目で見てみよう。

一時間ほどの講座が終わってようやく歩き始める。堰堤を越えていざ入渓!

・・・と、すぐさま決して登れない滝現る。

相談した結果、右岸を巻くことに。シノギングでは難しい沢を凌ぐことはないが、そんな時にもこういう状況判断を求められることは多い。

上の段に出るとすぐに広がる夢のような世界。

きれいなナメ。

きれいな樹林。

きれいなナメ。

後ろ姿だけでも楽しんでいることがよくわかる。

ナメてんのか、こら!ってくらいナメてる。

時々段差があって、ナメられながらも標高を上げていることがわかる。

「あちらに見えるのが尾根でございま~す。」名ガイドの美声が渓に響く。

腰上くらいの深さの広い釜を持つ小滝。

ナメのあいだのちょっとした変化がまた楽しい。

せっかく沢に来たんだからどんどん濡れないとね!

地形図上で目星をつけていた白場(平坦地)で休憩とする。低山小道具研究家の森勝氏からいろいろなネタが飛び出す「もりまさるショー」の始まり。

熱いトークが止まらない。まるで松岡修造。

マジックのように一発でウッドストーブに火をめぐらせる。頭でっかちにならず、いろいろな経験を積み重ねているからこそなせる技は美しい。

もりまさるショーの合間にハンモックで休憩を取ってもらう。

沢のほとりの一等地。

対岸から見つめるマダムM

ゆっくりお昼ご飯を楽しむ。休憩中には軽くてふわふわのハヲリモノOctaを試してもらう。

そうこうしているうちにもりまさるショー第二部の始まり。

簡単だからすぐに覚えられ、それでいて応用の幅の広いロープワークにみんな夢中。シノギングで実際に使うのもこのロープワークだ。

北九州の子供たちの遊び、手錠ごっこ(笑)ちょっと目を離しているすきにシノギングでは使わないロープワークに・・・。

いつの間にかSUNDAYのオーナーがお縄に(笑)さっさと歩くんだよっ!

オーナーをお縄にしたのは、対岸からうつろな目を投げかけていたマダムM。バグネットとカルフワタオル、そしてアメノスカートの着こなしが秀逸。「うふふっ」

たっぷり二時間の休憩&もりまさるショーが終わって再びナメを歩きだす。

それにしても美しいナメ。

相変わらず樹林も美しい。

その先の林道が交差したところで終了だ。最後までナメを楽しむ。

橋のたもとを越えて、

脱渓。

帰りは沢沿いの林道を歩く。

林道を歩きながらも時折地形図を見ては「あの辺楽しそうだね」と、もうすっかりシノギングの楽しみを心得たようだ。

楽しい時間は本当にあっという間に過ぎて行った。

最後に決して笑ってはいけないやつ。

美しいナメ沢で暑さを凌いだシノギングだった。

参加者のみなさん、ありがとうございました。

みなさんの住まいの裏山でこの続きを楽しんでもらえたら幸いです。

身近な山の楽しみ方、歩き方、着こなしを単純な考えで組み合わせて楽しむのがシノギング。

シノギングをすることで遭難しない自立した山歩きの術を身につけることができます。

この企画に賛同していただきご協力いただいたSUNDAYさん、そしてお忙しい中このイベントに同行してくださったオーダーとマダムM、それからSさん、ありがとうございました。

 

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