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あてずっぽうの渓と尾根を凌ぐ

10月も末、秋も深まり本年の沢歩き納めをすべく、我々も初のエリアで全く情報も無いあてずっぽうの渓と尾根を目指す。心配半分、ワクワク半分、さてさてどうなる事やら。。

開始の渓相はこんな感じ。水汲みのホースは別として何だか良い感じ。

秋の涼しさも身に染み、流石に長く沢に浸かっているとひゃっこい時分。基本は右岸左岸をタドルように遡行する。ススキのそれも良い雰囲気。

早速立派な堰堤が姿を現す。先が見えない。これを越えると天国か?はたまた地獄か?

おそらく作業用の道でもあるが、基本鹿ちゃんたちの獣道と化しているフミアトを九十九折で登り下り越えていく。。

さすれば広がるこの渓相。うむ。地形図の通り良さげだ。

基本的にカラマツな植生で、針葉樹ながら適度な日当たりもあり、葉も私が好きな黄葉が主となる。ついつい立ち止まって見渡したくなってしまう。

また、基本的に広い渓で凌ぎすぎず、ゆるく遡行出来る。き、気持ちよいぞ~

そして早速楽園発見。カラマツ基調の日当たりも良く、木の間隔も最適。う~む、ただ余りに手前過ぎるの一先ず保留 笑

引き続き上流へ。しかし気持ちが良いこと。

極たまーに特徴的な流れのポイントも出てくるが。

基本は広い渓歩きが出来る。秋口のゆったりのんびり凌ぐ沢としては最高ではなかろうか。

ところどころ山よりに入っても広く、広葉樹も適度に入り混じる。

逆に言うと、凌ポイントがなく退屈な沢とも言える。まぁ年に数回、たまにはこんなシノギングもありかな。

徐々に標高も上がり、紅葉黄葉も目立ち始める。

盛大なヌタ場。隠れるようにひっそりと存在していた。こんな沢横なら彼らも気持ち良く泥んこになれるだろうさ。

そうこうしているともう、目星を付けていたモックポイントエリアに到達。全体的にゆるいルートが故、かなりコンパクトになってしまう。この辺りからアッチコッチ見ながら、二俣ポイントまで進む。

広いポイントで言えばもう、いたるところに存在する。何となくかつて人が入った雰囲気も残るが、良い感じでカモフラージュされている。

流れで沢にもまた入るが、ここがおそらく唯一の小滝。1mあるかないか。柳谷が果敢に挑む笑

この辺りも良いな~

二股ポイントまで到達。最初のカラマツポイントにも似たような場所がある。一応確認しに行く。

少し狭く、木の間隔も広すぎた。。さて一通り見て回った。いつもいつもこの別荘探しには時間を掛けているが、今回も例にもれず来た沢を戻りながら最良のポイントを再度探し回る。

全体的に広いのだが、起伏もしっかりあり、景観にも富んでいる。この辺りもポイント高し。

そうしてグルグル回って、決まるはこの隆起したポイントから沢を奥にして見渡せる、、

このポイント!うむ、申し分無し!

まずは別荘周りにおく道具たちをゴソッとザックから取り出す。

時間は実はまだ13時頃。。たまには良いかな。一発昼寝も出来る余裕すらあるので、一先ず寝床を構築する。

そして試しに横になる。3分ほどウトウト。

山側は広葉樹で景観も良し。

面倒くさくなる前に、出来る準備は済ましておく。やはり沢が近いって最高。

あらかた焚火用の薪も調達し、徐々に別荘周りも形になっていく。

意外にカラマツの葉やらがボトボトと落ちてくる。例え天候が安定していても、そういう飛来物対処としてタープは役立つ。あとは屋根があるとより別荘感増すしね。

乾きもしないけど濡れものやらも干す。これもある種別荘の演出にもなる笑

さて、しっかり構築できたところで、がっつり昼寝タイム※実際小一時間寝ていた

そして辺りはすっかりヨヒヤミで、もぞもぞと動き出しては焚火を始める。

不思議なことで、対して動いてなくても腹は減るもの。各々の晩飯晩酌に花を咲かせる。

この時のために凌いでいると言っても過言ではない。

今宵は満月前ということで、月明かりも有り。

朧げに浮かぶ月明かりを背に、我々の宵は過ぎていく。

月明かりとヘッデンに照らされる、蜘蛛の巣状に絡み合った細引き達。地味に助かる。

月を見るとは想いを馳せる象徴。あの人も、同じ月を見ているかな? ※実際は腰が痛くて立っていた

おやすみなさい。。

 

明くる朝、、

 

各々気配を感じながら、モゾモゾと起き出す。

本日は尾根へ上がり、尾根伝いに始点へ戻る。二日目もかなりコンパクトな行程のため、朝もかなりゆっくり。

そうでなくとも我々は朝でもがっつり焚火をする。身体も温まるしね。

隆起した小さな尾根から見下ろす我々の別荘。良き。

さっさと朝食を済ませ、最小限のお片付けを済ますと、最小限のハンモック状態で二度寝笑 至福の時。

ハンモックへ横になり、見上げれば広がる万華鏡。

しっかり朝を満喫した所で、サクッと撤収。再び沢をタドリ二俣ポイントまで上がる。

二俣は左俣に入り、程なくした所で、広く大きな渓が隣主稜線の鞍部まで連なっているので、そこへ目掛けて直登す。

二日間通して一番の凌ポイントはここだったか。ほぼ垂直の”壁”を凌ピッケル片手によじ登る。

辛々登り上がると、一旦拓けた先に源頭の鞍部が確認出来る。あと少しだ。

最後の詰めはなんて事のない、緩やかな詰め。それでもこの源頭へ詰める感覚は嫌いではない。

到着。THE鞍部な場所。反対側の猛々しい山域も見渡せた。すかさず地形図で現在地を捕捉し、先の地形も頭へインプット。

鞍部から一登りした小ピーク。てっきりカラマツメインかと思いきや、しっかり他広葉樹もあり、良さげ。

以降は小ピークを細々と登り下り。黄葉もしっかり気持ちが良い。

以降もなんてことはない尾根歩きではあったが、突如として現る大楽園地帯!

結構標高上がった位置にあるにも関わらず、奥がはっきり見えないほどまで続く平場。。恐るべし。これは雪時狙ってくるのも良さそう。

大楽園を過ぎるとまた尾根らしい尾根になり、支尾根を間違えないようしっかり地図読みしながら下っていく。

最後は尾根をタドリきらず、初日の沢寄りに傾斜の緩い所を狙って出るようにする。その最後の最後にも第二の大楽園が広がる。どうしたことか、、

傾斜に差し掛かると最初の堰堤が見えてきた。意外に手前まで歩いていたようだ。人気を気にしながら徐々に下りていく。。

ラスト、ススキとぐちゃ泥の斜面をツヅラヲリに凌ぐ。

無事到着。ススキの猛攻だけが痛々しく残る。

 

過去最速な時間で下山となったか。。帰りは道の駅やゆっくり地元のドライブインで飯も食べたり、旅情感に浸りながら家路に帰ったとさ。たまにはこんなシノギング乙かな~

 

決して笑ってはいけない奴 A面B面集

 

沢と尾根を凌いだアイテム

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シルベ(絶賛販売中)

シノビ??(試作品)

クナイ(絶賛販売中)

ウールソフトシェルグローブ(絶賛販売中)

ヤマバッグ XP(絶賛販売中)

タモツウルオス XP(絶賛販売中)

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ハチジュウハチヤ 七分袖?? (試作品)

シルベ(絶賛販売中)

マタギ尾州(絶賛販売中)

テッコウ?? (試作品)

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フタエズボンautumn※2日目(絶賛販売中)

クナイ(絶賛販売中)

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タモツウルオス SPIDELON(絶賛販売中)

凌ピッケル(絶賛販売中)

EXPED Lightning 45

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■一夜を凌いだアイテム

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ヌノバケツ ×2(旧品・試作品)

凌風呂敷 44cm&54cm(絶賛販売中)

 

【谷島】

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ハンモックビビィTyvek(絶賛販売中)

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シノギチャブダイ240mm(絶賛販売中)

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ヌノバケツ 4litters SPIDERON(絶賛販売中)

凌風呂敷 54cm(絶賛販売中)

 

 

 

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