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アウトドアーズコンパス出張お泊りシノギングの様子

年末シノギングイベント五連チャンの二回目は松山アウトドアーズコンパスの出張お泊りシノギング。

松山市内から車で一時間ほどの某キャンプ場に今宵を共に凌ぐシノラー達が集まった。びっくりするようなキャンプブームのさなかにあって、テント用のデッキが数台あるだけのこじんまりとしたキャンプ場には我々しかいない(笑)きわめて地味なところが実に凌らしい。

まずは今宵を凌ぐタープ、ハンモックの張り方と簡単なロープワーク、それから火おこしの基本を順に覚えてもらう。

みんな真剣そのもの。

ペグの代りに枝を使ったり、

決してほつれないガイラインのまとめ方もマスターした。

秘技、片結びだけでできる自在結び。頭でっかちにならないよう、余計なことは教えずに本当に必要なことだけを教えるのがシノギングイベント。

さてさて、基本的な道具の使い方をひと通り説明したらいよいよ場所取りだ!テント用のデッキ以外は基本的に傾斜地で(笑)、わずかな平坦地を求めてみんなうろうろうろうろ。

見事なシンクロ!

漁師並みの紐さばき。

完成した女性陣のハンモック村。初めてとは思えない造形美。

手慣れた感じであっという間に設営完了した孤高のH氏。

暗くなったら焚き火の時間。

ちょっとしたコツを教えるだけでこんなに立派なファイヤー!

KのT氏のソロストーブの火は奥ゆかし。

この日のためにネットで情報収集してそろえた合わせ技の焚き火セットも順調にファイヤー!

こちらは「低山」のぬる燗とすき焼きだそうで、いいですな。

みなさん落ち着いたようなので地酒をぬる燗で。たまらんね。

朝。最低気温は5℃位だったが、なんとみんな全然寒くなかったと!本当に初めてのハンモック泊?貫禄あるよね、山岳民族みたい。

日帰り参加のシノラーさんも加わって地図読みシノギング。いつものように現在地の特定とまわりの地形の把握。

それからコンパスで方角を知る方法を覚えてもらう。

出発。

まだ紅葉が残っていた。

チェックポイントに付いたらみんなで相談。素晴らしいチームワーク。

渓の向こうの尾根の鉄塔までストレートウォークをすることに決定!うん?羊歯?嫌な予感。

みんな渓に吸い込まれて行く。

切れ落ちた斜面が苦手なシノラーさんにはお散歩紐。これで安心。

プチ難所。面倒がらずにお助け紐を出して安全に通過しよう。

壊れた木橋を渡って、

斜面を這っていくと、

最初の鉄塔に到着!あれ?まだたったこれだけしか移動していないの?でもなんか楽しい。そう、シノギングとはそういうモノ。遠くに行かなくても、長い距離を歩かなくても充分な満足を得られるのがシノギングなのだ。

さあ、次の尾根の鉄塔までもやっぱりストレートウォークで、巡視路がすぐ脇にあるってーのに(笑)でもそれがシノギング。

待ってました!四国名物羊歯地獄(笑)足元が悪いから気を付けて進む。

羊歯地獄の後は切れ落ちた斜面地獄。

地獄めぐり(笑)

そうして辿りついた第二の鉄塔。

そこからは尾根を辿って途中の広場でお昼休憩。すかさずハンモックを張り始めるシノラーたち。

もう手慣れたもんです。

こうすりゃいいんでしょ?

枯れたヌタバらしきところに張ってみる。

どうですこの余裕の表情。でも、ピースとか笑顔とかNGです(笑)

ちょこん。

森勝氏が巨大な油の木(ファットウッド)発見!それを細かく割って火起こし用に確保。

焚き火に吸い寄せられるシノラーたち。

私は大量購入したこれを消費しなければならないんだぜ、ふん。

ゆっくり休憩をした後は尾根の続きを辿る。途中小藪があったり、

再び地獄に落ちそうになったりしたが無事に最後のチェックポイントに到着。そこからは瀬戸内の海。D島も見えた。

みなさんお疲れ様でした!

松山では初のお泊りシノギングでしたが、ハンモックとタープと焚き火という凌スタイルで夜を凌ぎ、ほど良い難所のある狭いエリアをうろうろしたことで、みなさんのスキルが確実にアップしたことを実感しました。

シノギングには山歩きに必要な要素がいっぱい詰まっています。これからもみなさんのホームマウンテンでシノギングを楽しんで安全に山を凌ぐ術を身に付けてください。

最後に決して笑ってはいけないヤツ(撮影のために一瞬マスクを外してもらいました)。

また会いましょうね。

貴重な週末にこのイベントにご協力いただいたアウトドアーズコンパスさん、ありがとうございました!

今週末は元祖お泊りシノギングでございます。

 

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