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ウキグモ、ウンカイ集中講座-その5 ウキグモとウンカイで寝る(厳冬期)

宙に浮かぶ寝袋の様な、寝心地も暖かさもすべてが理想的なダウンハンモックのウキグモ。そして、ウキグモと合わせて使うことで最高のパフォーマンスを発揮するトップキルトのウンカイ。これらは、真夏以外の幅広いシーズンのシノギングでゆらゆらとハンモックを楽しむために不可欠な道具である。

シノギングとハンモックの相性の良さとハンモックの有用性については、これまでにシノギングイベントやブログ、Instagramで紹介して来ているので割愛させていただくが、一年を通して晴れの日にも雨の日にも数えきれないくらいのシノギングをする中で、これほどに自然に溶け込んでリラックスできる道具はないと感じている。 

ウキグモとウンカイで寝る(厳冬期)

さてさて、今回はウキグモ&ウンカイの真骨頂!厳冬期の凌ぎ方をご紹介する。この使い方をマスターすれば、別々のギアを組み合わせて苦労するのとは全く次元の違う、シンプルでありながら想像を超える保温性を味わうことができるのだ。

最低気温が氷点下を下回って不安になってきたら迷わずこの厳冬期モードにすることをお薦めする。厳冬期モードとはいえ、元々シンプルな構造のウキグモとウンカイを組み合わせるだけなので、簡単にセッティングできてしまう。

セッティングの方法を言葉で説明するとこうなる。リバーシブルキルトをトップキルトとしてセットした状態で、リバーシブルキルトの片方のジッパーを開く。そして、開いたジッパーとは反対方向、つまり閉じている方のジッパーを軸に反転させ、ハンモックキルトの下に重ねる。それからリバーシブルキルトの閉じている方のジッパーを開いて、そのままリバーシブルキルトの左右のジッパーをハンモックの上で合わせて閉じ、その中にウンカイを入れて掛ける。

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既にウキグモを持っている人も持っていない人も、何を言っているのかさっぱりわからないだろうと思う。

簡単に言うとリバーシブルキルトで全体を包み込むということ(笑)これが厳冬期モード。

下の画像のように、ウキグモのリバーシブルキルトをハンモックキルトの下に重ねてウンカイを掛けるだけでも充分に暖かいのだが、動いたりすることでウンカイとウキグモの間にはどうしても隙間ができてしまい、そこから冷気が入り込んでしまう。これが結構気になるのだ。

雪の深い場所ならば、ハンモックサイズの穴を掘りハンモックに出入りする側だけ開けて、それ以外の3方を雪の壁のままにしておく。

この状態で雪の壁にタープを掛ければ風雪を凌ぐことができる。タープを利用して雪洞を作るようなイメージだ。

 

これにヨヒヤミやアグラスカートを併用することで、経験上は-17℃までほとんど寒さを感じることなく厳冬期の夜を凌ぐことができる。ウキグモとウンカイを併用すれば雪の中のハンモック泊も寒さ知らずである。

もうすぐやってくる本格的な冬。冬枯れの低山でハンモック泊を楽しもうではないか!

次回は雨の凌ぎ方

 

 

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