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10月26日「地図読みシノギング」の様子

まず、この度の台風19号の影響により、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

 

久しぶりの月例シノギングは、波乱の幕開けであった。。

 

今回イベントの中止も考えたが、高尾の状況を知っていただくためにも、またこのような状況下での山の入り方を経験していただくためにも、様子を見ながら安全策を取りながら、決行する事にした。

ちなみに現状、いつもイベントで利用させていただく裏高尾・北高尾方面は沢沿い含め、崩落が多く通行止めの箇所が多い。そもそも、アプローチへの車道がようやく一部開通した程度で、基本的に沿線にお住まいの方々のみの通行が許されている状況。山側の復旧はまだまだ目途が立っていない状況であろう。無理な入山は控えた方が良さそうだ。

という事で、当日は急遽集合場所ルートを変更させていただき、駅近くの南高尾エリアで凌ぐことに。こちらの不安とは裏腹に、駅前は高尾山へ向かう人々で賑わっていた。(高尾山へは6号路の一部区間を除き、前線開通しているとの事。もちろんリフト・ケーブルカーも運行中)

ある意味たっぷり時間があるので、ゆっくりとご挨拶をし、このようなルートの状況が読めない時の装備や、地図の読み方・コンパスの使い方をみっちりレクチャー。高尾山等、メジャーな山域の場合、事前の情報がしっかり開示されていたり、登山口乃至はルート上に情報がしっかり表示されているが、我々が入るような名も無い支尾根やルートは、実際に行ってみないと分からない。そうすると自ずと持ち出す装備も変わってくるわけだ。そして問題なのは「入口」は登れたとして、下りの「出口」が寸断されてしまっている場合。それらも想定し、装備だけでなく、行動時間等も計画的に進める必要があるわけだ。

 

コンパスを使った方角確認では、最初怪しい方もいたが...何回かこなすことで修正。最終的に皆ぴたりと同じ方角へ。南北=SouthNorthは難ないが、東西=EastWestへの脳内変換が難しいとの事。慣れなところは多分にあるが、私はヒガシ(イ)ーストで覚えた笑

 

さて、たっぷり時間を使ってからのスタート。まずは車道歩き。随所で目印になるようなものを確認しては、あれは地図上ではどこになるのか??質問形式で確認しながら進む。これが中々難しくて面白い。意外に普通の道での現在地等の確認というのも難しいものだ。(むしろ山道の方が分かりやすい...)

 途中大通りを渡る地下歩道が通行止めとなっており、反対側へ渡る為に折り返すとういう場面もありながら...尾根へと上がる山寄りのポイントへ差し掛かる。台風被害の爪痕が随所に見受けられた。

 

沢沿いを進み、第一ポイント。。。

アウト。前日の雨の影響もあり、車道にも水が少し流れ込んでいた。復旧作業中でもあったので自粛。

車道を少し戻り、反対側の支流を行く、第二ポイント。。。

アウト。用水路の水量も多く、道も寸断されている模様。むむむ。

この辺りで、尾根に出れない事を視野に入れ始める。最悪、車道林道歩きで終わる可能性も...。気を取り直して、第三ポイントへ進む。

このルートは何とか行けそうだ(進んでみないと正確には分からないが)。少し安心した所で、登山道手前の広場で、いつもはしない自己紹介。同時に森勝氏のためになるお話が炸裂。笑

和んだ所で、いざ出発。道は狭く一列で進む様は、さながら凌探検隊。

本来は普通の登山道だが、小さな崩落や、倒木により、いつもとは違う様相であった。倒木の枝等邪魔なものをナイフやノコギリで切りながら進んで行く。

唯一心配であった橋は、倒木ありながらも何とか持ちこたえてくれていた。

登る方角は沢沿いに南西一定なので問題は無いが、荒れた箇所に注意を払いながら凌ぐ。

地味な車道歩きと荒れた登山道に、意外と神経と体力を持っていかれつつ、ようやく稜線に出る事が出来た。とりあえず谷尾根を詰められて一安心。

南高尾山稜は西山峠以降崩落あり危険との事で、大垂水峠までは抜けられない様である。

調度良くお昼時も近くなっており、秘密の休憩所へ向かう。途中展望台にて皆酔いしれる。

 

秘密の休憩ポイントに到着すると、ちょうど良い木が二本あったので、昼食前のEXPEDハンモック講座と森勝氏のロープワーク講座を展開。皆さん真剣そのもの。

時間稼ぎの講座を終えた所で笑 お昼休憩。決して多くは無いが、探せばハンモック張れそうな所もあり、皆さん思い思いに休憩をされていた。

昼食も一段落すると、何やら新たな講座が開かれていた笑 仕込みは完璧さすが森勝氏。なんだか本人も楽しそう。

たっぷりと二時間近く休憩をし、やる事が無くなった所で、撤収。違うルートでの下山も考えたが、ここは大事を取ってピストンで下山する事に。

来た道をしっかり辿り、あっという間にスタート地点駅へ逆戻りにて、無事ゴール。駅周辺は行きに同じく高尾山下山の方々で相変わらず賑わっていた。。。スタート時はどうなる事かと思ったが、終わってみれば何とかイベントとしての体は成せたかなと。

そして、我々に出来る事は少ないが、これからも我々らしく「高尾」に寄り添っていければと強く感じた。

 

最後に笑ってはいけない奴で〆

 

 

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