旧あわら病院ブログ(2016年度までの軌跡)

福井県の北の端にある「独立行政法人国立病院機構あわら病院」の
2008年11月から2017年3月までの記録です。

2016年9月の行事食。

2016年10月03日 12時08分51秒 | 栄養管理室

10月になりました。
暦の上では秋本番。秋といえば爽やかなイメージですが、台風が近づいているのか今日はかなり蒸しています。

とにかく10月なのですが、ここで9月の行事食を総括いたします。

 

まずは、タイトル写真の行事食から。写真は「秋分の日」行事食のカードです。
秋分の日に合わせたデザートを21日に提供いたしました。

秋分の日には、おはぎをお供えする風習があります。これは小豆の赤い小粒に魔除けの意味が込められているからとされています。栄養管理室では、噛むことや飲み込むことが難しい方にも安全に美味しく食べられるように、軟らかく調整した「おはぎ風ムース」を作りました。団子はお粥をなめらかに冷やし固め、小豆は粉末のこしあんを水に溶かして砂糖を加えて甘味を調整し、とろみをつけました。患者さんからは「おはぎの雰囲気があってとても美味しかった」と好評でした。

 

 

そして9月の重心病棟誕生日会デザートは、昨年と同じく「お月見団子風」にしてみました。昨年は「黒蜜あん」をかけていましたが、今年は「みたらしあん」にチャレンジしました。

お団子はお粥をミキサーにかけたものをムース状に固め、軟らかく食べやすい形状に仕上げました。みたらしあんは、市販のみたらし団子のあんと同様に「水・醤油・砂糖」を混ぜ、とろみを調整しました。お団子もみたらしあんも、冷蔵庫で冷やすと若干固くなるので、その影響を考慮して少しだけ緩めに作ったのがポイントです。

今後も、美味しい行事食デザートの提供に努めてまいります。

 

 

― 栄養管理室 U ―

 

あわら病院は蒸し暑い日でも元気です。