海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

資料:「平成24年度使用中学校教科用図書八重山採択地区協議会会議録」4

2011-10-14 17:36:17 | 教育・教科書

(玉津会長) 続きまして、公民をやっていきたいと思いますが、私の説明を終わってから議論をお願いします。公民の現在使われている教科書は、東京書籍でその感想は、社会で起きている事象を生徒に引き寄せる工夫がある。スキルアップ問題など、単元に合わせた生徒の活動が提示されているので活用しやすく、良い。読み物資料に「人権作文」や中学生の詩、甲子園での義足の選手の活躍などがあり、また、沖縄のアメラジアンを取り入れてある。また「日本の平和主義」で沖縄の基地問題や平和の礎について取り上げている。また、写真で原爆の悲惨さを描いている。特徴・特色のある教科書は東京書籍、帝国書院があがっています。また、調査員が推薦したい教科書は同じく東京書籍、帝国書院の2社でその理由は特に記されていません。
 以上が調査員からの報告ですが、皆さんのご意見を伺いたいと思います。
(崎原副会長) 特にありません。〃〃(ママ)。
(玉津会長) 他にありませんか。公民です。まちがわないでください。
(委員) 社会科の大きな目的は、公民を育てるということではなかったかと思います。公民は何かという定義に基づくものが具現化されている、取り上げられるようなスタンスの教科書を選びたい。もう一つは、学習指導要領に書かれている、現代社会の見方、捉え方というものがあります。そのような公民を学ぶ上で基本的、基礎的なものを押さえている教科書にどのようなものがあるのか、そういう観点から選びました。それから、私は道徳教育を推進してきたわけですが、道徳教育の中学校の内容をそれの全て見ていくと、現代社会で求められる道徳性というものに全部位置づけられていると思う。
 家族、自分、国、郷土、例えば国家の愛国心、愛国心と騒いでいるが、私の愛国心のとらえ方は、他の教科書では扱っている領土のところで国家を扱っているのが多いと思います。領土で国家をとらえるというよりも、私と国家の範疇で、竹富島の諺で、言葉を忘れると島を忘れる。島を忘れると親を忘れるということの延長で、公民を捉えたいというふうな思いで教科書を見ていた。公民と道徳との横断的な内容ということを押さえて公民を選びました。
(委員) 私は、今回の指導要領の改定に関して、言語活動ということに大変こだわって、全ての教科書を見てみました。そうすると、思考力、判断力、表現の育成について、どの教科書が一番内容が合致しているのかという観点で教科書を選びました。
(玉津会長) その他のご意見がありましたらお願いします。ご意見はありませんか。ご意見は無いと言うことでよろしいですか。投票用紙は裏返しでお願いします。議事録では名前は出ませんのでご安心して下さい。 投票をお願いします。

(事務局:崎山) 育鵬社 5票 東京書籍 3票

(玉津会長) ありがとうございます。それでは数学のほうに入っていきたいと思います。 調査状況の概要は、6回の会合を持っています。意見交換等の概要は、数学の思考力・表現力を育成する指導内容(問題解決学習等)。学習課題の内容(実生活との関わりや生徒に興味・関心が持てる内容)。基礎・基本の定着(基礎基本を確実に身につけさせる工夫)。発展問題や高校数学への連携とか。全国学力調査等の対応(B問題の出題内容に対応できているか)等細かい観点を出して議論しています。
 現在使われているのは啓林館で、現在の教科書に対する評価はかなり辛口になっています。学習課題が生徒の興味・関心を引く内容になっていないところがある。問題の難易度が生徒の現状と合っていないところがあるという辛口の意見が出ている。
 特徴・特色のある教科書として、細かい説明書きがされている。東京書籍でその感想は、学習の手引きがしっかりしている。基礎基本の確実な定着を図るための編集がされている等数学的活動の充実が図られている。
 学校図書についても、言語力や活用力の向上を図るために、数学的活動に重点をおいて学習できるよう設定されている等高い評価が付けられています。
 また、調査員が推薦したい教科書は、東京書籍、学校図書ががあげられています。
 では、数学についてのご意見をお伺いします。
(委員) 現在使われているのはどこですか。
(玉津会長) 啓林館です。

(委員) 先の公民の件についてですが、決まった公民のことですが・・・・。
(玉津会長) この発言は取り上げますか。どういう・・・・。
(委員) 実は、公民として調査員が、たくさんの9回も勉強、調査研究したあと、特色ある教科書として調査員があげてきた以外のマイナスものが5対3で選ばれたのか。色々書かれているものが何故推薦されるのか。ちょっと疑問です。
(玉津会長) どうして、これを先に言わないんですか。
(委員) 研究資料の中でも、読んでいるものと思っていて、マイナス面がたくさん書いてあるものが何故選ばれたのですか。ちょっと疑問です。例えば、育鵬社などは、表紙に沖縄県が入っていません。米軍基地なども記述がない。二酸化炭素などとマイナス面がたくさん書いてあります。これが何故推薦されるのかが分からない。
(玉津会長) これは私たちが選ぶんですよ。調査員の報告はこれはあくまで参考ということでありますので、これは、議論を蒸し返すことになるものです。取り上げないようにしたいと思います。
(委員) これが何故選ばれるのかが分からない。
(玉津会長) では、ちょっと中断して、今の件について、議論をするのか、しないのか。議論をしたいと思う方、手を挙げてください。3名ですね。
(委員) 今、八重山では、沖縄県・・・・。
(玉津会長) 採択をしようと議論をする必要があるのかどうか、これは重大な問題です。
(委員) マイナス面がおおいのに、何故取り上げないのですか。何故推薦されるのか。
(玉津会長) もう、投票は終わりました。終わった後に議論をするということ自体が・・・。最初から言っています。今の件は参考にするだけです。決めるのは私たちです。
 名前が載っていないから、投票してはいけないということはありません。
(委員) わかります。あまりにもマイナス面が大きく書かれているのに出てくるのがおかしい。
(委員) 各個人のスタンスの問題である。例えば、最初に、会長が選ばれていないのでも選んで良いかと言うことですが、みんな良いと言いました。それが1点。
 もう1点は教科書を見るときにみんな見たか。本当に自分が選びたいものを選んだのか。あるいは調査員だけのものを調べて見たのか。個人の見るスタンスが違っていたと思います。私の場合は、調査員の資料を先ず選ぶ、次に教科書が・・・。
 私は、調査員のものを先ず大事にしました。調査員のものを選ぼうと思いました。
 教科書が変わった場合、今まで使っていたものが変わった場合、もしかしたら前の教科書が私にとって良いものかわかりませんから、前の教科書も見ました。その他に、今歴史と公民をこれだけ騒いでいるのに、見ないわけにはいきません。見ました、という風に、自分の中に教科書を見る基準を持って教科書にあたっている訳ですから、だから出てきても不思議ではないと見ている。
(委員) ただ、私たちが見る教科書の時間と、調査員の見る教科書の時間が、今、別紙にあるように、流れがあって、研究資料の中にも育鵬社がマイナス、60頁、61頁とマイナスがたくさんある。これを見て・・・・。
(崎原副会長) 調査員の資料の文書と私に送られてくる抗議文と内容が全く同じなんです。全く一緒の、調査員が書いた通りのことを抗議文で来るんです。これを、私は公平な判断とは見ていない。先生の内容について、すばらしく書いてあるのは正しい判断です。僕の受けた判断で、逆に調査員の判断ではなく外部からの判断で書かされたものと理解しなかった。
(委員) 調査員の先生方は、書いてある通り、何人も集まって書いてある訳ですよ。
(崎原副会長) このような調査員が書いた文章がそっくりそのまま抗議文が送られてくるのか。全く一緒の調査員の書いた通りのものが抗議文として来ている。これは公平な判断だとはとらえなかったです。先生方の・・・。
(委員) これは分かりません。調査員の先生方が・・・・。
(崎原副会長) 分かりませんでしたではとおりません。僕の意見はどのように説明するのですか。問題は・・・・。
(委員) 調査員に失礼です。一生懸命何回も研究された結果をどういうふうな形にするか・・・。私にも実際きている。文章が流れてきている。与那国町教育委員会へも流れて来ている文章の内容はほとんど一緒なんです。
 どういうふうに調査員からもれたのか、外部からどのように指導されたのかわかりませんけど、調査員も一生懸命研究してきたことに対して、調査員に対する言葉は、非難した言葉は撤回してほしい。
(玉津会長) 具志堅さんどうぞ。
(委員) 調査員へ非難した言葉に対して、調査員に対して大変失礼ですから、その言葉だけは撤回して欲しい。
(玉津会長) 色々意見もありましたが、この調査員の報告を、是とすれば平良さんの通りになる。また一方、教育長のおっしゃるように、調査員の調査の手法として、果たしてどうなのかという疑問もまた出てくるので、調査員ありきということではいけないと思います。
(委員) 教科書を選ぶ時に、教科書を勉強した調査員がマイナスですよ。推薦ではなく・・・。
(玉津会長) 分かります。これについては、私たちの会則の中に、一番大事な部分ですが、つまり、拘束性を持たさないこと、という事でございます。
(委員) 私たち協議会委員のメンバーも歴史・公民を全部読むことはできない。
(玉津会長) 拘束性を持たせないということは、例え、調査員の推薦が無くても、それぞれ私たちの判断で決めるということが基本です。
(委員) 今、歴史公民がそうとうクローズアップされていますから、本当にみんなが勉強していたら良いことですよ。
(玉津会長) この中に調査員が推薦しないものに自分が選んだものがあります。
(委員) 会長が、前の時に、教科書を見なくても見たと言えばいいんですよと話したでしょう。そういう話しをしたから協議委員の皆さんも誤解を生じることになるんですよ。
(玉津会長) まって下さい、今の話しは・・・・。
(委員) そういう話をしたから、誤解をまねくんですよ。
(玉津会長) 今の話しは別です。発言ストップ。これは基本的に調査員の順位付け、或いは拘束性を持たせる。こういうことは絶対廃止するということで、協議会を始めたわけです。
(委員) 順位付けは良いと言っているでしょう。
(玉津会長) これは、昨日、一昨日に出てきた話でしょう。いや、これは県が言っているだけです。私どもは県ではありません。
(委員) 全部プラントが違います。こういうふうに出てきたことについては納得できますよね。
(委員) 順位付けはしなくて良いと言うから、順位付けは良いですよと、会長は順位付けは良いですからと、さっき言ったでしょう。括弧書きについては・・・・。
(玉津会長) 順位付けについては、良いとは誰も言っていませんよ。順位付けについては、今、現在国が沖縄県のこのものに対して、調査が入って来る可能性がありますので、私たちは、一番表にある、1種絞り込みはやらないと言うことで、これだけは確認できる。順位付けが良いかどうかは今は、議論はしていませんから。
(委員) しかし、先ほど、会長の話では、これはありますよと言った。
(玉津会長) ありますよ、しかしよく見てください。一種絞り込みは是正とあります。何故か分かりませんが、こんな表現は普通しませんね。括弧書きで書くというのは。括弧書きをどう理解するのかはこれからの話しですので、これは出さないで下さい。
(崎原副会長) 原点に戻られたら大変なことになります。1種絞り込みはやらないということで、投票していますから。
(玉津会長) これは取り消してください。
(委員) 決まってしまって、意見がなかったからということで、決まる前にものを言って、決まった後にものを言わないで下さい。
(委員) あまりにもマイナス面が多いから・・・・。
(崎原副会長) 2社に対して、僕はマイナスとはとらえていない。内容を見てください。はすばらしく(ママ)、指導要領に全部合っていますよ。2社だけに色々書いてある。
(委員) 崎原副会長の、調査員の思いをもう一度わかっていただきたいということであります。今、マスコミ、沖縄県、日本全国が・・・・。
(崎原副会長) 約束は守ってください。教育委員会が決まるまでは公表しないと言うことは守ってください。
(玉津会長) この件は一番最初に、推薦のことからであり、最初に終わっていることですので、蒸し返すことになりますので、これは取り消してください。
 これは取り下げてください。
 数学を投票してください。

(事務局:崎山) 東京書籍 5票 啓林館 1票 日本文理 1票 学校図書 1票

(玉津会長) 東京書籍で決定です。ありがとうございます。
 調査員のことは気になさらずに自分の意見を出してください。続きまして理科のほうにいきます。
 調査員の説明会の会合は4回持っています。調査員の意見交換の概要は、各教科書会社の利点、課題点について。現在の教科書に対しての課題・意見等の交換。沖縄や八重山にかんする記載に対しての踏査。推薦図書の選定。教科書採択に際しての要望・検討課題等が出ています。現状の教科書に対する感想は、学習内容の量・質ともに適当だと思われる。「トライ」で、身近な実験・観察が紹介され家庭でも実施できるように工夫されている。巻末に自由研究に関する内容として、研究の方法、手順などが紹介されている。悪いとおもわれるところが、計算問題などの解法例がないとなっています。
 特色特徴のある教科書として、東京書籍では、教科書の幅が大きく文字や図の形、配置配色に工夫が見られる。また、中学生が苦手としている計算問題などの解法が分かりやすく掲載。学校図書では、小学校の学習内容との系統が分かりやすく掲載されている。また、実験に使用する器具の扱い方が、学年に関係なく全て掲載。
 調査員の推薦したい教科書は、東京書籍と学校図書があがっている。
 ご意見をお願いします。ご意見が出そうにないですね。ご意見がないと思いますので、投票をお願いします。

(事務局:崎山) 東京書籍 8票


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