海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

そう簡単に辺野古には向かわせない/安和の海とゲート前で抗議行動

2019-08-30 23:53:06 | 米軍・自衛隊・基地問題

 8月も終わりに近づいた。30日(金)は朝、安和の琉球セメント桟橋に行き、カヌー12艇とゴムボート1隻で土砂を辺野古に運ぶガット船に抗議した。

 午前9時過ぎに安和に着くと、ガット船・神峰が桟橋で土砂を積み込んでいるところだった。作業の進行状況を見ながら準備を進め、午前10時頃にカヌーで海に出た。

 土砂の積み込みが終わり、出港の準備をしたガット船に対し、カヌーチームは桟橋付近で抗議を続けた。午前11時50分過ぎに海保の強制排除が始まった。カヌーが全艇排除されたのが12時40分頃。12時50分頃に神峰は桟橋を離れていった。

 海保に拘束され、浜で解放されたのは午後1時15分頃となった。遅い昼食をとったが、今日はおにぎりや漬物、てんぷら、シチューにバナナやパンなどの差し入れがあった。多くの人の温かい支援がある。深く感謝したい。

 2隻目に入ってきた第八藤進の土砂積み込みが遅れていたので、ゲート前の抗議行動に加わった。琉球セメント桟橋の構内には仮置きの土砂がほとんどなくなっている。そのためゲート前の抗議が効果を発揮でき、この日は海とゲート前の連帯した行動で、午後4時頃を過ぎてもガット船が2隻目を出港できない状況を作り出した。大きな成果だ。

 辺野古での片付けもあり、この日は午後4時頃に安和を後にした。ゲート前ではその後も少人数で抗議が続いていた。時間の都合がつく人は、午後からでも安和の桟橋前に行って抗議行動に参加してほしい。1時間でも2時間でも、参加しれくれたら現場はとても助かるし、効果を作り出せる。

 辺野古で片づけを済ませたあと、午後5時半過ぎに瀬嵩の海岸から大浦湾の状況を見た。K9護岸には土砂を積んだランプウェイ台船が接岸していた。K8護岸には接岸していなかったが、近くに土砂を積んだランプウェイ台船が待機していた。

 安和や塩川での抗議行動が、翌日すぐに大浦湾の土砂陸揚げに影響を与えるわけではない。しかし、この日の大浦湾でも、明後日以降の土砂の準備は台船上にできていない。安和で土砂の積み込みが遅れれば、大浦湾に運ぶガット船の土砂が、しだいに間に合わなくなってくるのだ。

 抗議行動を行いながら現場の状況をこまめに見ていると、そのような行動の効果も見えてくる。日々の行動の積み重ねが力を発揮する。沖縄の厚さはまだまだ続く。熱中症に気をつけながら、頑張りましょう。

 


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