海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

大浦湾の航路でガット船に抗議

2019-07-23 23:53:59 | 米軍・自衛隊・基地問題

 23日(火)はいつもより時間を早めてカヌー13艇で松田ぬ浜を出発した。抗議船2隻と合流して大浦湾に出ると、航路を開けてガット船(土砂運搬船)を入れようとするのに対し抗議行動を展開した。

 台風で一時避難していたランプウェイ台船が4隻、昨日大浦湾に入った。しかし、埋め立て用の土砂を積んだガット船が入らないと工事は進められない。朝一番でガット船がやってくるのが予想できたので、航路のオイルフェンスを開けさせないためにカヌーを固定した。

 午前8時頃、航路を開けに作業和船がやってきた。直後に海保が海に飛び込んでカヌーの強制排除を始めた。カヌーメンバーの必死の抵抗が続き、ガット船5隻がオイルフェンスの中に入れたのは午前9時半頃だった。

 この日は第百三十六伊勢丸、marumasa2号、第八そうほう丸、第二十八旭丸、神峰の5隻のガット船が大浦湾に入った。先週、安和の琉球セメント桟橋で土砂を積み込んだあと、台風5号のために羽地内海で避難していた船である。

 作業和船が航路を開けるのに大した時間はかからないし、開けるのに合わせてガット船は沖からやってくる。この日はカヌーチームの抗議によってガット船は沖で待機しなければならず、ランプウェイ台船への土砂の載せ替えが1時間以上遅れた。

 1時間でもその間にダンプカーが何十台分も埋め立て区域に土砂を下ろす。今、実際に埋め立てを止められるのは、カヌーによるこのような行動しかない。

 安和や塩川での土砂積み込みに対する行動を積み重ね、ガット船の動きを停滞させる。そのうえで台風などの気象条件を利用し航路での抗議を行う。そうやって埋め立て工事を少しでも遅らせる努力をしないといけない。

 カヌーが海保に拘束されて浮かんでいる場所は大浦湾のリーフ付近で、浅い海底にはサンゴが発達している。拘束後、カヌメンバーは海保のゴムボートに乗せられて松田ぬ浜で解放された。

 解放後、抗議船に乗って辺野古崎まで移動した。K8護岸では汚濁防止膜を再設置する作業が行われていた。しばらくその様子を見ながら、土砂を載せ替えたランプウェイ台船の動きを注視した。

 昼休み中にランプウェイ台船がK8護岸に接岸することが予想されたので、昼食を伸ばして待機した。予想通り台船が動き始めた。K8護岸に近づいてきたのを見て、みんなでオイルフェンスを越えて抗議した。

 海保に拘束され、午後1時頃に松田ぬ浜で解放された。朝が早かったので、この日はこれで海上行動を切り上げた。昼食後はテント2前の道路の清掃を行った。

 午後4時前に豊原の高台から辺野古側の埋め立て工事の様子を見た。ダンプカーが②工区に土砂を運んできて、ブルドーザーで広げる作業が行われていた。5隻のガット船で運ばれてきた赤土混じりの土砂がランプウェイ台船に載せ替えられ、K8護岸とK9護岸から陸揚げされて、埋め立て工事が再開された。

 K8護岸に接岸したランプウェイ台船の土砂は少なく、早めに終わっていた。午後4時頃に見たときには、すでにランプウェイ台船はK8護岸から離れて、先端部に消波ブロックを設置する作業が行われていた。

 瀬嵩の海岸から見ると、午後4時15分頃にはK9護岸でも土砂の陸揚げが終了していた。今回の台風5号は勢力が弱く、沖縄島を直撃したわけでもない。それでも1週間は埋め立て工事が止まった。海の工事は簡単ではなく、やれることはいろいろある。海上での抗議行動にぜひ積極的に参加してほしい。

 この日は久しぶりに、②-1工区のK4護岸外側への消波ブロック設置が行われていた。N5護岸まであとわずかな所まで設置が進んでいる。

 海であれゲート前であれ、安和、塩川であれ、現場で抗議をする人がいなくなればどうなるか。辺野古について全国各地、多様な場で行われている活動は、現場とは関係なくやっていけるのか。

 今日は暑い1日だった。熱中症に気をつけて、明日も頑張りましょう。

 


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