海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

久しぶりに台船のそばまで行き監視活動。

2016-04-14 23:21:02 | 米軍・自衛隊・基地問題

 14日は朝、カヌー12艇で松田ぬ浜を出発した。ここのところ雨が続いていたが、今日は暑いくらいの日が差した。

 キャンプ・シュワーブの映画館では、屋上に作業員の姿が見えたので、浜の近くに寄って、作業をやめるよう抗議をし、そのあと長崎(辺野古岬)に向かった。

 長崎と長島の間は、海上作業が中断しているにもかかわらず、三重のフロートでカヌーや船の航路が塞がれている。越えるのは容易ではなく、各メンバーは四苦八苦しながらカヌーをフロート越しに引っ張り入れ、スパッド台船を目指して進んだ。

 長崎付近では、映画館以外の陸上作業は停止している。動いている重機や人の姿はなく、ひっそりとしていた。

 向かい風がかなり強く、スパッド台船までたどり着くのが一苦労だった。久しぶりに台船のそばまで行って状況を確認したが、特に変わったところはなかった。

 波に流されないようにネットを掴んで、休憩をとるメンバーもいた。海上保安庁のゴムボートが2隻出てきて様子を見ていたが、規制や注意はなかった。

 コンクリートブロックを積んだクレーン付き台船や、海底ボーリング調査を行っていた台船のそばまで漕ぎ、状況を確認した。作業が中断した時のままで変わった点はなかった。

 長島の近くに置かれたままのガイドパイプまで漕ぎ、長島の間を抜けて平島で休憩をとった。

 松田ぬ治浜に戻る途中、キャンプ・シュワーブの浜では米海兵隊がゴムボートを4隻出して訓練を行っていた。陸上では廃弾処理の爆発音が海まで響いていた。海兵隊員たちはカヌーが通り過ぎるのを待ってから、ゴムボートの訓練を再開していた。

 


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