海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古ゲート前の抗議行動と辺野古側埋め立て工区への土砂投入

2021-03-02 22:34:47 | 米軍・自衛隊・基地問題

 沖縄県独自の緊急事態宣言が解除され、海上行動も2日(火)から通常の行動にもどった。ただ、今日は天候が悪く、海には出られなかったので、キャンプ・シュワブのゲート前に行き、1回目の資材搬入に抗議した。

 ゲート前も、今日からオール沖縄会議による通常の体制に戻っている。とは言っても、雨模様で冷え込んだこともあり、座り込みに参加したのは10数名と、昨日までとあまり変わらなかった。これから徐々に増えていくだろう。

 解除されたといっても、沖縄では毎日10数名の新規感染者が出ている。まだ参加するにはためらいがあるかもしれない。無理をすることはないと思うが、緊急事態宣言下でも工事は休みなく続いている。これまで同様にしっかりと感染症対策を行い、辺野古や安和、塩川に足を運んでほしい。

 いつものように生コンのミキサー車が列をなし、ほかに砂や砂利、再生材を積んだトラックや空トラックがゲートに入っていった。

 ゲート前の行動も、今日からはマイクが使用された。これまではマイクが使えないので、かえって大声を張り上げることもあり、不合理を感じていた。どっちみち声を出すのなら、マイクを使った方がいい。

 トレーラー車3台にカバーをかけられた荷物が入っていったが、その後、テント近くの歩道から見える場所に停車していた。国道下のトンネル付近で使用される資材だろうか。

 午前10時23分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。K9護岸から運ばれてきた土砂とともに、この時間帯はK3護岸近くや、K4護岸と繋がる道の近くに投入されていた。

 曇っていて写真が不鮮明だが、K4護岸の排水施設付近で生コンの打設が行われていた。K1~K4護岸の嵩上げ工事が終わり、今日の1回目に入ったミキサー車は、この場所での作業を中心に行っているようだった。

 完成したK3護岸の壁の前に消波ブロックを設置する作業や、高波対策で護岸の上に置かれていた大量の根固め用袋材を陸側に移動する作業も行われていた。ゲートから入る空のトレーナー車の中には、この作業に使われているものがあるだろう。

 午前10時48分頃から、辺野古弾薬庫付近や瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 午前11時14分頃、K9護岸では土砂の陸揚げを終えた1隻目のランプウェイ台船が離岸するところだった。K9護岸ではこのあと、12時過ぎまで2隻目の台船が来なかった。午後も監視したメンバーによれば、護岸に設置された台船のスパッドの調整が行われたようだ。

 K8護岸では、引き続き土砂の陸揚げが行われていた。

 ガット船は前日の7隻から、第八そうほう丸と第八藤進が出ていき、5隻(進朋、第二十八旭丸、美鍛丸、聖嘉、國喜18)が残っていた。午前10時48分頃には、國喜18がランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。

 午後12時20分頃、ジンガムイから安和の琉球セメント新桟橋を見ると、ガット船の姿はなかった。この日は、安和、塩川での土砂積み込みは行われなかったとのこと。

 


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