海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

砂利搬入とH地区の工事に対する抗議行動。

2016-10-25 23:52:14 | 米軍・自衛隊・基地問題

https://www.youtube.com/watch?v=Z2ZtFLrzobM&feature=youtu.be

 25日の高江は朝から雨が降っていたため、森に入る予定の市民たちは急きょ、砂利を運ぶダンプカーの車列に対する抗議行動に加わった。国頭村の国場組の採石場での抗議行動から始まり、県道の各所で徐行運転や路上での抗議行動がくり返された。県道70号線の新川ダム近くでは、警察も予想外の地点で車両が止まっていたため、慌ててレッカー移動していた。

 この間、砂利を積んだダンプカーの過積載や違法改造、登録番号の不記載などの問題が追及されてきた。その成果が出て、この日は積載量が適正化されていた。中には「土砂積載ここまで」と表示したダンプカーもあった。沖縄では過積載が常態化していて、このような対応は異例のことだ。問題を調査、追及した皆さんの努力の結果であり、この状態をさらに改善させなければならない。

 午後からは市民26人がH地区のヘリパッド建設工事に対し抗議行動を行った。同地区では谷間の方で土砂流出防止対策の工事が行われていたが、谷間の下ではすでに赤土の汚濁水が流れ出している。沈砂池や濾過機の設置,使用を後回しにして抜根作業を進めているのだから当たり前のことだ。

 年内完成を急ぐあまり、ずさんな工事が進められている。谷間の下では木の切り屑を敷き、土のうが置かれていたが、その下には赤土の汚濁水が溜まっている。今日の雨はまだ小雨だったが、集中豪雨が降ったらどうなるのだろうか。県はちゃんと調査を行うべきだ。

https://www.youtube.com/watch?v=0Xxmf1Kk4Fk&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=pNLYg7s7OuE&feature=youtu.be

 この日は谷間の下の軟弱な赤土を除去したうえで、2メートル以上(最深部は3メートルほど)掘り下げて再生クラッシャーランを入れ、転圧する作業が行われていた。市民は谷間の下を中心に、上の方でも2か所に分かれて監視・抗議行動を行った。

 下請けの本部造園は作業員が少ないので、谷間にかかりきりになるとほかの作業はできない。取り付け道路ののり面に芝生を張り付ける作業は、やりかけたままこの日も行われなかった。ヤンバルはにわか雨が多い。むき出しになった地面やのり面から赤土の汚染水が流れ出す。年内完成と急かされて無理をすれば、赤土対策や事故対策がおろそかになり、不測の事態が起こりかねない。

 午後4時頃、谷間の作業が終わったので市民も引き揚げた。ドローンが普及してその成果は大きなものがあるが、現場に足を運んで近くから自分の目で確かめる以上の成果はない。ヤンバルの森が破壊され、殺戮のための訓練場が造られつつある現実を直視するのはつらいものだ。しかし、今起こっていることを伝えねばならない。政府・防衛省・警察による現場隠しを許してはならない。


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 違法かつ危険な作業がくり返... | トップ | H地区で抗議行動。 »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事