海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

海上での作業はなし。小雨の中、カヌーを漕いで状況確認。

2019-02-11 23:14:53 | 米軍・自衛隊・基地問題

 11日(月)は朝、カヌー11艇で松田ぬ浜を出発した。時折小雨が降るなかN4護岸を目指したが、8時半になっても作業員は姿を見せず、この日はN4護岸の建設やK1~K4護岸の防砂シート設置などの工事は行われなかった。

 N4護岸はすでに起点部から海に70メートルほど伸びている。側面には被覆ブロックが20列まで設置されている。

 抗議船1隻が出て辺野古側の様子を見たあと、瀬嵩側に回ってK9護岸の様子を確認した。カヌーチームは長島で休憩しながら辺野古岬の作業ヤードや大浦湾の様子を確認し、午前10時15分頃に松田ぬ浜に戻って活動を終えた。

 午前11時50分頃に瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸に接岸しているランプウェイ台船の上には土砂があり、ブルーシートがかぶせられていたが量はわずかだった。1時間もあれば陸揚げを終えるかもしれない。

 大浦湾には4隻のランプウェイ台船があるが、K9護岸に接岸している台船のほかに土砂を積んでいるのは1隻だけだった。残りの2隻は空の状態で、遅くても明後日の午前には陸揚げ作業が終わるだろう。ガット船は吉福善丸1隻で喫水線から見て空のようだ。

 8日(金)から3日間続けて、安和の琉球セメント桟橋ではガット船への土砂積み込みが行われていない。明日、安和で土砂を積み込んで13日の朝に大浦湾に入れば、土砂が切れて埋め立て工事が止まるのをぎりぎりで回避できるかもしれない。しかし、ガット船からランプウェイ台船に土砂を積み替える前に陸揚げが終われば、一時的に埋め立て土砂の投入が中断する。

 こういう動きは漫然と大浦湾の様子を見ているだけではつかめない。海上からの資材搬送は気象条件や琉球セメント前の交通状況、抗議行動などの要因で遅れが生じ、土砂投入のサイクルが狂うこともある。たまに来て現場を見てもそういう動きはつかめない。だが、継続的にていねいに観察すれば、一見順調に見える作業にも、ほころびが生じているのが分かる。

 有効な抗議行動を行うには、まずこのような現場の作業の現状、動きをつかむことから始めなければならない。カヌーや抗議船の数が少なく、海保の弾圧を跳ねのけることがなかなかできないが、土砂投入のサイクルを狂わせ、遅らせる努力をしないといけない。そうしなければ日々、辺野古の海、大浦湾は破壊されていくのだ。

 

 

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