海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

力と技術を高めるため、カヌー隊の練習が続く。

2014-09-25 23:02:46 | 米軍・自衛隊・基地問題

 25日は午前中、辺野古の浜から6番標識をまわり、平島に向かって漕いだ。最近はできるかぎりスピードを出し、漕ぐ力を向上させる練習に全体で取り組んでいる。一見、大した波ではないのだが、陸地と長島の間から沖に向かって潮の流れが速く、目的地にまっすぐ向かうにはけっこう力がいる。リーフの縁近くまで流されて遠回りしたカヌーもあり、潮の流れを読んで漕ぐ技術に課題が残った。

 平島で昼食をとり、休憩したあと、午後は平島と長島の間を抜けて大浦湾に出て、リーフの外を漕ぐ練習をした。緑の標識をまわって大浦湾を西に漕ぎ、長島の間を抜けてリーフ内に戻ったのだが、初めて大浦湾に出た人もいて苦労したようだ。一番怖いのは転覆して流され、長島の岩に叩きつけられることなので、沖に出て島と距離を取らなければならない。言うは易しだが、力も技術も勇気もいる。それでもみな果敢に挑戦して大浦湾を漕ぎきっている。

 そのあとは辺野古の浜まで各自で漕いで戻った。黄色いブイに沿って最短距離で戻ればいいのだが、潮に流されて遠回りしてしまうメンバーもいた。これまでは帰りは船に牽引してもらうことが多かった。昨日、今日と帰りも自力で漕ぎ、1日に漕ぐ距離と時間を増やしている。最後は全力でダッシュしていい練習になった。

 大浦湾の深場での海底ボーリング調査に抗議するため、カヌー隊は連日練習に励んでいる。キャンプ・シュワブのゲート前の抗議行動とつながって、海でもできるかぎりの行動をとりくむために、思いを形に示すための力を付けるために努力している。辺野古の海、大浦湾を守るため、ぜひカヌーの練習に参加してほしい。

 


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