海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

砂利ダンプカーへの抗議行動とN1裏の警戒態勢

2016-08-05 00:22:52 | 米軍・自衛隊・基地問題

 4日は午前8時ごろに高江に行った。砂利を積んだダンプカーと警察車両の車列は、低速で高江に向かうので途中で追いつき、後ろについて車を走らせた。到着後、メインゲートからN1に砂利を運ぶダンプカーに対し、車を使って阻止・抗議行動を行った。数台の車で往復するだけでも効果はある。簡単に工事を進ませないために、色んな手を尽くさないといけない。

 この日もダンプカー14台分の砂利がN1ゲートから搬入されたが、抗議行動によって時間は前日よりかかっていた。相変わらず県道の両側には大量の機動隊員が配置され、弾圧態勢を取っている。県外から派遣された機動隊員の人件費だけでも、どれだけの貧困家庭が救われるだろうか。1日に運ぶ砂利の量と機動隊の日当、宿泊費を比較して、費用対効果は問題にならないのだろうか。

 高江の土砂搬入の様子を見ながら、辺野古での状況を想像してみる。辺野古新基地建設では最大時に1日あたりダンプカー500台分の土砂を搬入するという。交通量が少ない山間部だから高江の手法が取れるのであって、辺野古で同じことができるはずがない。辺野古での土砂搬入の難しさを、誰よりも警察側が実感しているだろう。

 県道70号線のすぐそばで米軍が訓練中の休憩をとっていた。県道沿いに立っている警視庁機動隊もその様子を見ていた。東京では決して目にすることのない光景だろう。全国から派遣されている機動隊員たちは、沖縄のこの異常さをしっかりと認識してもらいたい。こういう演習を自分が住んでいる地域に誘致したいと思うか。自分たちが嫌なものを沖縄に押し付けて恥ずかしくないのか。

 N1の表側では県選出の国会議員もやってきて、抗議集会に参加していた。うるま市の島ぐるみ会議の皆さんが大勢でやってきて、集会を盛り上げていた。ブルーシートを張った簡単なテントでは、雨をしのぐのも難しいのだが、入れ代わり立ち代わり多くの人が高江まで足を運び、熱心に抗議行動に参加している。

 午後はN1裏で明日の集会の準備を進めつつ、警察車両に対する警戒を強めていた。N1裏周辺により多くの車を止めて警察の弾圧を防ぎたいので、車で来た皆さんはN1裏の行けるところまで行って、現場スタッフの指示に協力して駐車してほしい。

 5日の午後6時から開かれる集会を前に、N1裏では警戒を高めつつ集会への準備が進められている。集会に参加したあとは、ぜひ現地に泊まり込んでテント撤去阻止の行動に参加してほしい。日本政府の沖縄に対する姿勢は底が抜けた。工事強行、予算削減、軍用地の細切れ返還とやりたい放題で、言うことを聞かなければ力で叩き潰せ、という姿勢を露骨にしている。

 安倍政権のこの政治手法の劣化、幼稚さは何だろうか。そういうやり方をするから沖縄県民の反発が強まり、衆議院、参議院の選挙区代表として政府与党の議員が1人もいなくなったのだ。島尻議員が10万票余の大差で負けたのは、自分たちに原因があるということを反省する能力もない。この愚かさは経済や外交にも表れ日本を自滅に導いていくのだろう。

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