書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

加賀千代・自画賛

2009-05-01 08:31:03 | Weblog
加賀千代(1703-1775)
江戸中期の俳人。
焦門十哲の一人である各務支考の教えを受ける。
句作に情熱を燃やし、「千代尼句集」「四季帖」「松の声」などの句集を残し、当時の人気俳人であった。
有名な「朝顔に釣瓶とられて貰い水」
正岡子規は「この句は人口に膾炙すれども俗気多くして俳句と言うべからず」
と評しているが、私はこの句が大好きだ。
女性らしい優しい情感に満ち溢れている。
「起きてみつ寝てみつ蚊帳の広さ哉」
も千代女の句。
辞世の句は、
「月も見て我はこの世をかしぐ哉」
蕪村や応挙に絵を学び、画賛も多く残す。

個性豊かな独特な書風で、
ほのぼのとした情感の籠もる書だ。

朝がほやあかしにふねのみゆるうち

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2 コメント

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Unknown (ステラ)
2009-05-02 22:31:59
私は俳句のことはよくわかりませんが
「朝顔に釣瓶とられてもらい水」は好きです。
まだ実家に井戸あります。

とても困った出来事が次から次へと起きて
へとへとになりましたが解決しそうです。
またブログ続けますのでよろしくお願い致します。
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お元気ですか (安房守)
2009-05-03 09:48:54
ステラさん

お元気ですか。
HPがお休みで寂しいですよ。
あんまりコメントはしませんが
ちょくちょく拝見しています。
人間生きているといろいろな事があります。 また、素晴らしい書を拝見させて下さい。
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