・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

いちばん上を眺めてみると:12:肉:4

2014年01月18日 | つぶやきの壺焼

古い言葉に日本三けいというのがありました。風景の美しいところの三景ですが、もう一つの日本三けいに食用鶏の三鶏があります。
比内地鶏、薩摩地鶏、名古屋コーチンがそう呼ばれます。いや一つ違うと言う人もいますがそれには触れません。
一番がどれかは決められません。決められないから三鶏にしておくのでしょう。

薩摩、名古屋は聞けばすぐ産地がわかりますが、比内は知らなければわかりません。
Googleの地図でも、「比内」だけでは「比内地鶏」を食べさせる店が検出されてしまいます。
「比内町」でようやく「秋田県大館市比内町」がわかりました。

比内町(ひないまち)は、秋田県北秋田郡にあった町が、田代町と一緒に大館市に編入され、大館市比内町となったところです。

秋田にも三鶏があって、長鳴きの声良鶏(こえよしどり)、美味で美麗の比内鶏、短気で闘鶏向きの金八鶏(きんぱどり)がそう呼ばれ、国や県の天然記念物に指定されています。
声良鶏は、これがまた新潟の蜀丸(とうまる)、高知の東天紅と並んで日本三大長鳴鶏と呼ばれています。
「とうまる」に「蜀」の字をあてているのはなぜでしょうか。だんだん話がずれていくので戻ります。

緯度順に最北の比内鶏は、天然記念物なので食べてはいけません。いえ、うそです。
天然記念物の純正「比内鶏」は、育て方が難しく、大量食用販売には向かないのでした。
そこで、アメリカ原産の身体強健な、赤褐色の卵を産むロードアイランドレッドの一代交雑種として生まれたのが「比内地鶏」です。

秋田 最高級比内地鶏正肉(1羽)約1kg 6,300円  100g 630円相当

豚より安価のようです。大きいものほど加工が厄介なためでしょうか。

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