安房直子記念 ライラック通りの会

「安房直子記念 ライラック通りの会」は、安房直子さんの作品を読み継ぎ、語り継ぐ会として発足しました。

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第1回 安房直子記念~ライラック通りの会 へのお誘い

2015-02-26 22:28:17 | 会合予定
・ ・ ・ おさそい ・ ・ ・
第1回 安房直子記念~ライラック通りの会 
定員に達しましたので、申し込みを締め切りました。
安房さんが人生の後半を過ごされた保谷を根拠地に、
活動していきます。
4月5日(日)14:00~16:00 於 保谷駅前公民館※ 

おはなし 「安房作品と私」
 ・画家 味戸ケイコさん、 世話人 小林卓さん
・参加者のみなさん

参加費¥1,000 定員:40名 要予約
申込先:awa.lilac★gmail.com(★を@にかえて送付してください)


*参加申込時に 会員登録(氏名 住所 連絡先電話・メールアドレス)ー入会金無料ーを
していただきます((当日でも可)。ただし、個人情報保護のため非公開と致します。
*今回は参加されない方でも、適宜メール等にてご案内を送らせて頂きますので、
ご希望のかたは 会員登録をお願いいたします。
*今後、ブログを充実させていく予定です。

※ 西東京市 保谷駅前公民館 道順
●保谷駅前ビル ステア(SUTEA)5階 第二集会室

●池袋から:西武池袋線準急(飯能行)16分  池袋発13:32-保谷着13:48着
⇒改札を出て左(南口)、駅前スーパー・西友の中を通り抜け、エレベーターで5階へ。
●三鷹から:西武バス(鷹21・天神山行)三鷹発13:11~保谷駅南口着13:27
                       13:36~保谷駅南口着13:52


安房直子記念~ライラック通りの会
世話人 窪龍子 小林卓 蓮見けい

ご挨拶

2015-02-14 19:50:27 | 会の発足
当会発足の思いと経緯につきまして、『現代女性文化研究所』の会報に記事を書かせていただきました。
少々長くなりますが、こちらを引用し、ブログ開設のご挨拶とさせていただきます。
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作家 安房直子の世界と「記念会」の計画
1.略歴
 安房直子さんは、1970年代から1990年代にかけて活躍した日本のファンタジー作家である。1943年東京に生まれ、日本女子大学附属高校を経て、日本女子大学に入学。同大学で1962年『目白児童文学』が創刊されると創刊号に「月夜のオルガン」を掲載。これが実質的な第1作目とされる。1965年、日本女子大学国文科を卒業。在学中から山室静氏に師事し、卒業後、同人誌『海賊』が創刊されるとそこに参加。以降、積極的に創作活動を展開する。
 1965年の『目白児童文学』の三号に「空色のゆりいす」を発表、師の山室静氏に「こんなのが十篇くらいたまったら、一冊の本にするといいね」と励まされ、児童文学の道に進む決心が固まったといわれている。
 1971年、『さんしょっ子』で日本児童文学者協会新人賞受賞。他に1991年、『花豆の煮えるまで』でひろすけ童話賞受賞のほか受賞多数。1993年、惜しまれつつ肺炎により逝去。享年わずかに50歳であった。

2.作品
 秋山恭子氏の労作の「安房直子著作目録」(後出 『7 めぐる季節の話』に収録)には、再販や外国語に翻訳されたものを含めて、2004年の時点までの作品が70ページにおよんでリストアップされている。これらの文章作品から代表的なものを収録した『安房直子コレクション』全7巻が偕成社より2004年に出版されている。
 このコレクションのそれぞれの巻につけられた題名が、端的に安房直子さんの作品内容を表していると思われるが、それは『1 なくしてしまった魔法の時間』、『2 見知らぬ町ふしぎな村』、『3 ものいう動物たちのすみか』、『4 まよいこんだ異界の話』、『5 恋人たちの冒険』、『6 世界の果ての国へ』、『7 めぐる季節の話』という構成になっている。私見を交えて言うならば、それは端的には「異界(もしくはその端境)との接触」というものがテーマであるといえる。そしてその接触はというと、日常のふとしたきっかけから、「小さきもの」が媒介物として印象的に使われて、人々は別の世界に誘われる(ファンタジーではこうした手法を「エヴリデイ・マジックという)。そして、異界では不思議な懐かしさとともに、人々の営みが色彩豊かに、またおいしそうな料理とともに語られる。
 代表作の一つである「きつねの窓」では、親を亡くした子ぎつねが親指と人差し指を青色に染めることによって、四本の指で形作られる「窓」が、異界への接点になる。こうした「窓」のイメージも多くの作品で語られる手法である。

3.私と安房直子さんと「記念会」
 私が安房直子さんの作品に初めて出会ったのは、1970年代の中学校の国語の教科書に載っていた「鳥」によってであった。「ひみつ」を耳の中に落とした少女が腕のいい耳鼻科に「ひみつ」を日が暮れるまでに取り出してくれるように依頼するその物語は、私を心地よく別世界に引き込んだ。また、そうした筋立てに加えて、文章の美しさというのも教えてもらった。少年と少女が待ち合わせるボートへ走る描写で「浜の西陽は、大きな黄金の車でした。ぎんぎん音をたててまわるまぶしい光の輪でした」という表現は、いまも私の心の片隅に留まり続けている。
 当時の私の国語の先生が、たまたま安房直子さんに会ったことがあり、「文章そのままの少女みたいな方ですよ」と言っていた。それから安房直子さんの作品を読み進め、集めていくうちに、長い年月を得て、雑誌論文等も含んで150冊ばかりになった。これを自分だけのものにしておくのはもったいないと、思っていたところ、安房直子さんの七回忌を機会につくられた「花豆の会」というのがあり、そこから『海賊』の同人だった蓮見けいさんと連絡をとることができた。
また筆者の勤務する大学の同僚だった先生も、学生時代に安房直子さんと『海賊』の同人仲間だったということを知り、偶然も重なりやがて、休会中の「花豆の会」を発展させ、「安房直子記念会」のような会をつくろうということになった。まだ準備の段階だが、安房直子さんの作品が広く読み継がれ、多くの人々の生きる力になるよう、いろいろなかたちで紹介することを意図した会を計画している。
 興味をお持ちの方は、awa.lilac★gmail.com(★を@にかえてください)までご連絡いただければ幸いである。
小林卓(実践女子大学文学部 准教授)

(『現代女性文化研究所 ニュースレター』第40号 2015年2月6日 より転載。なお、掲載原稿に若干の加除修正を加えてあります)
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こうして発足したのが当会です。以後どうぞよろしくお願いいたします。