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「三成さんは京都を許さない」ついに最終巻 滋賀を過激に紹介 

2019年04月18日 | 京都のニュース

「三成さんは京都を許さない」の第4巻とスタンプラリーのちらし



滋賀を題材にしたギャグ漫画「三成さんは京都を許さない-琵琶湖ノ水ヲ止メヨ-」の最終巻となる単行本第4巻が、新潮社から出版された。戦国武将の石田三成がタイムスリップして滋賀県知事の特別秘書になるという物語。京都を目の敵にしながら、地味と言われる滋賀を立て直すストーリーで、滋賀と京都で局地的な人気を博した。2年4カ月のネット連載も終えた甲賀市在住の著者さかなこうじさんは「滋賀の魅力をもっと知ってもらいたい、との気持ちで描き続けた」と振り返る。

■自虐的に描いた滋賀、クレームは一切なし

 2016年10月から「くらげバンチ」という新潮社の無料漫画サイトで連載を始めた。さかなさんは滋賀県内の書店でアルバイトする傍ら、湖国中を駆け回って取材。琵琶湖の学習船「うみのこ」や外来魚駆除釣り大会など、県民なら「あるある」とうなずく話を過激に描いた。読者から寄せられた情報をもとに、栗東市の三輪神社に伝わるドジョウとナマズのなれずし「どじょうずし」を飛び込みで食べに行くなど、体当たりでネタを集めた。全40話で完結させた。

 第4巻も、1992年に日本で初めて爆破解体され、その様子がテレビ中継されるなどして注目を集めた「木の岡レイクサイドビル」のエピソードをはじめ、「穴太衆」「カロム」「坊主めくり」「江州音頭」など全11話を収めた。

 映画化されて大ヒットしている「翔んで埼玉」や「お前はまだグンマを知らない」など、各都道府県を題材にした「ご当地漫画」は人気を集めている。「三成さん-」の担当編集者は「滋賀や京都の書店員さんが、特設売り場を設けるなどしてくれたおかげもあってよく売れた。中学生から『自分の住む県のことをよく知ることができた』などとのファンレターも届き、ご当地漫画としてうまく展開できたのでは」と話す。

 京都に比べて地味な滋賀を自虐的に面白おかしく紹介したが、クレームなどは一切なかったという。さかなさんは「県知事からお礼のお手紙ももらいました。滋賀のことを勉強しながら描き、2年余りの連載で成長できた。映画やドラマにならないかな」と思い描く。第4巻は142ページ。580円(税別)。

■コラボグッズ登場、スタンプラリーも

 「三成さんは京都を許さない」のコラボグッズが登場するなど、作品は広がりを見せている。

 作ったのは、障害者の就労を支援する会社「グラン・ブルー」(京都市左京区)。代表の石井雄一郎さん(53)が「滋賀と京都ゆかりの登場人物がけんかしながらも、楽しく歴史も学べる作品で気に入って読んでいた」のがきっかけ。障害者や難病の人が働く京都府内の3カ所の作業所が制作を担当する。三成さんのキャラクターが入ったTシャツやトートバッグ、手ぬぐいなどをデザインし、包装も手がけている。

 中京区の「はあと・フレンズ・ストア」や「京都国際マンガミュージアム」などで販売している。

 漫画に登場する滋賀県庁や京都府庁など10カ所を巡るスタンプラリーも5月12日まで実施しており、4個以上クリアした人にはさかなさんがキャラクターを描いた缶バッジが贈呈される。4月29日には作品の完結を記念し、同ミュージアムで単行本やグッズなどを千円以上購入した人を対象にさかなさんのサイン会も行う。午後1時から。先着100人。

【京都新聞】

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