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香港デモが台湾・蔡総統に追い風 野党候補との支持率逆転

2019年07月02日 | 台湾ニュース

台北にある香港経済貿易文化弁事処の前で、「逃亡犯条例」改正案に反対する台湾のデモ隊




台湾で来年1月に行われる総統選で再選を目指す蔡英文総統(62)にとり、香港で起きた「逃亡犯条例」改正案への大規模抗議デモが追い風となっている。デモへの支持を早々に明確にした蔡氏は与党、民主進歩党の予備選を逆転で勝利。野党、中国国民党の予備選候補にも支持率の比較で逆転した。民進党幹部は、本選でも中国の強圧的な姿勢が蔡氏の後押しになると見込んでいる。

■予備選を逆転勝利

 香港で第1弾のデモが行われた6月9日夜、蔡氏はフェイスブックで「香港人民の心の声は尊重されるべきだ」と支持を表明。同時に「台湾人は自らの運命を決める権利がある。一国二制度は台湾人の選択にはならない」と書き込んだ。

 蔡氏は1月、中国の習近平国家主席が提案した一国二制度の台湾への適用を即座に拒否。それ以降、ネット上で「辣台妹」と呼ばれるようになった。本来は勝ち気な若い台湾人女性を指す言葉だが、ラップ歌手が中国の台湾への圧力を揶揄(やゆ)する歌「辣台妹」を発表、蔡氏は若年層受けを狙い「必要な時は辣台派でなければならない」と自らの再選キャンペーンに利用し、中国に辛辣な姿勢を示している。

 民進党の予備選に対抗馬として出馬した頼清徳(らい・せいとく)前行政院長(首相に相当)=(59)=は「台湾独立」派と目され、反中姿勢の強さでも知られるが、予備選では「君子の争い」を掲げ、穏健路線に転じた。世論調査のみで行われ6月13日に公表された予備選の結果は、蔡氏が頼氏に8ポイントの大差をつけて勝利した。

 3月の届け出時点の大手テレビ局TVBSの世論調査では、蔡氏は頼氏に7ポイント差で負けており、逆転での勝利となった。両氏とも中国への警戒を示す姿勢では共通していたものの、香港のデモは現職の蔡氏により有利に働いたとの見方が主流だ。


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