DUKE Train

台湾・京都中心に最新のニュースをお届けします

台湾鉄道の観光列車リニューアル 引き算の美学で新境地

2019年12月14日 | 台湾ニュース
 

 


(台北中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は13日、リニューアルされた観光列車「環島之星」の内装を報道陣に公開した。「引き算の美学」を取り入れて余分なものを排除したのが特徴で、温かみのある照明もホテルにいるようなリラックス感を生み出している。

設計を担当したのは、国内外のデザイン賞を多数受賞している柏成設計。共同創業者の王菱ギ氏によれば、「列車に足を踏み入れた時が旅行の始まり」を設計コンセプトに、列車が沿線の景色に溶け込む「秋風」のようなシンプルさを追求した。11月末には黒とオレンジの車体が披露目され、鉄道ファンから好評を博していた。(ギ=木へんに義)

座席は、台湾の海と石をイメージした青とグレーの2種。頭部にかかるヘッドレストカバーは台鉄のロゴが刺しゅうされた濃紺の布製で、不織布にはない質感が漂う。カーテンの模様は、先住民タイヤル族の伝統的織物技術を伝承する人間国宝、ユマ・タルさんの作品を参考にし、幾重にも重なる山脈を幾何学模様で表現した。照明は列車では一般的とされる白色光を使わず、黄色がかった色味を採用してぬくもりある空間を演出した。

台鉄は観光列車として利用する29両が旧式化したとして、昨年から7900万台湾元(約2億8600万円)を投じた改装作業に取り掛かっていたが、発表したデザインが美的センスに欠けると不評だった。これを受けて4月に列車の美化を目指す諮問グループを立ち上げ、リニューアルに着手していなかった13両のデザインを柏成設計に依頼。列車を批判していたデザイナーたちにも参加を呼び掛けるなどして汚名返上を図っていた。

コメント   この記事についてブログを書く
« 星野源、8年ぶりに台湾訪問 ... | トップ | ゲストハウス〝冬の時代〟京... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

台湾ニュース」カテゴリの最新記事