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90年前の天皇即位儀式で使用、昭和饗宴殿を紹介 京都で企画展

2019年05月23日 | 京都のニュース

京都御所近くに建てられ、昭和大礼の際に使われた饗宴殿
(京都府立京都学・歴彩館蔵)



京都で行われた昭和天皇の即位関連儀式を取り上げた企画展「昭和大礼と饗宴(きょうえん)殿の遺構」が京都市上京区の市考古資料館で開かれている。昭和大礼は約90年前に京都御所(上京区)と周辺で営まれ、その際に建てられた饗宴殿を中心に写真やスライドを通じて当時の状況を明らかにしている。

 企画展は今秋に予定される天皇陛下の皇位継承の儀式「即位礼正殿の儀」と祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」にちなんで催されている。昭和3(1928)年11月7日の京都行幸から、11月末の東京還幸の間にあった昭和期の同様の行事を紹介している。

 昭和の饗宴殿は京都御所東側で一時的に建てられ、大嘗祭後に皇族や各国大使らを招いて飲食が振る舞われた。写真パネルなどで京都迎賓館の建設に伴う発掘調査で出土した遺構について詳しく解説。建物基礎に鉄筋コンクリートを用いた南北75・6メートル(東西は一部を検出)の大型建物で、調理場や椅子置き場などと廊下でつながっていた。平安時代に国家的な饗宴が行われた豊楽院や舞楽が舞われた同院南庭を想起させる造りだった。

 大礼後、建築部材は大阪府内の2寺院、奈良県の橿原神宮建国記念館(後に台風で倒壊)の3カ所に下賜された。現存建物の豪華な天井やシャンデリアなどが当時の面影を伝えているという。26日まで。入場無料。

京都新聞


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