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京都)全国最大の赤字路線の復活劇 あえて遅く走る秘策

2019年01月08日 | 京都の鉄道










丹鉄のアテンダント、前田菜津美さん(右)。中国語で対応することも



 「すごいね。海の上みたいだ」。昨年12月の週末。西舞鶴駅から天橋立駅へと向かう「丹後あかまつ号」が由良川橋梁(きょうりょう)に差しかかると、全33席が埋まった車内から歓声が上がった。橋は約550メートル。数メートル下には川面が迫り、水の上を渡っているかのようだ。通常は時速60キロで駆ける場所だが、15キロまで落とす。ここでは「遅さ」がサービスだ。

若狭湾沿いを走る京都丹後鉄道(丹鉄)の観光列車の人気がじわじわと広まっている。かつて路線の廃止が検討され、平成の不採算路線の象徴だった。丹鉄は「鉄道=移動手段」との発想を転換。自然に囲まれた車窓の風景を楽しんでもらうノロノロ運転に、観光客ばかりか地元住民までもが引きつけられる。

 木目調の明るい車内は、海側を向くカウンターやソファなどの座席が並び、飲食のサービスも。喫茶店のような雰囲気の中、走行音がリズミカルに響く。家族4人で乗った舞鶴市引土の会社員、亀村直和さん(42)は「ここは子どもの遊び場です」。長男の倖志(こうし)君(7)は、アテンダントの前田菜津美さん(32)にべったり。駅で声をかけてくれる前田さんが大好きだ。

 「この地域は車社会。丹鉄に乗ることなんてなかった」と京丹後市丹後町の会社員、塩谷正敏さん(57)。だが、丹後あかまつ号が走り出した2013年以降、多い月は毎週乗る。運賃に540円を上乗せするだけで「小旅行気分が味わえる」のが気に入っている。

【朝日新聞】


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