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新1万円札渋沢栄一が協力した「青い目の人形」90年ぶり渡米へ

2019年04月23日 | 京都のニュース

約90年ぶりに米国に「里帰り」する青い目の人形「メリー・シュナイダー」(中央)



日米友好の証しとして第2次大戦前に米国から日本に贈られた「青い目の人形」のうち、京都市中京区の高倉小で保管されている貴重な1体が今月末、約90年ぶりに「里帰り」する。国際親善の象徴でもある青い目の人形がふるさとで再び平和の意味を問い掛ける。

 人形は、1927(昭和2)年、米宣教師で同志社大教授を務めたシドニー・ギューリックがつくった世界児童親善会によって日本に贈られた。当時、米国で日本人移民への排斥運動が起きていたため、ギューリックが新1万円札の肖像画にもなる実業家渋沢栄一の協力を得て、全国の小学校や幼稚園などに約1万3千体を配った。

 その後、太平洋戦争が始まると「敵国の人形」として処分された。京都には262体届いたが、4体しか現存していない。高倉小には、そのうちの一つ「メリー・シュナイダー」が保管されている。ギューリックの孫が新しい人形を高倉小の前身の本能小に贈り、3年前には高倉小を訪問するなど日米間で交流が続いている。

 里帰りは、今年、京都市と米ボストン市が姉妹都市60周年を迎えるのを記念し、同小の教員や保護者らでつくる「スマイル21プラン委員会」が企画した。27日に訪問団11人がボストン子ども博物館で人形を披露するとともに、約90年前に日本側が答礼で贈った人形と対面させる。

 同小では3年前から人形を道徳教材として活用し、児童にも身近な存在となっている。岸田蘭子校長(59)は「国際交流の大切さを次の世代に伝えていきたい」と話し、訪問団長の木村孝次さん(69)も「子どもたちが仲良くなり、交流を深めるきっかけになれば」と願っている。

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