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クロマグロ逃がすため漁不可能に

2019年04月20日 | 京都のニュース



資源保護のため漁獲が規制されているクロマグロについて、京都府北部の沿岸で定置網に大量に入り込んだクロマグロの群れを逃がすために、漁ができなくなるケースが、ことしに入ってから相次いでいることがNHKの取材でわかりました。

一度、網に入ったクロマグロは逃がしても死んでしまうケースもあり、効果的な資源保護の難しさが浮き彫りになっています。

クロマグロは、国際的な枠組みによって漁獲量の上限が設けられていて、日本でも都道府県ごとに漁獲枠が決められ、各地の漁協などはこれを超えないよう漁業者と調整しています。

京都府の沿岸に設置された32の大型の定置網では漁獲枠を超えそうな場合、クロマグロを手作業で海に戻していますが、京都府漁業協同組合によりますと、数百匹以上の群れで網に入った場合は選別が難しいため、漁をあきらめてすべての魚を逃がすしかないということです。
これについてNHKが調べたところ、クロマグロの群れのために漁を断念したケースは、ことし2月と3月の2か月間で40回、漁全体の6.4%に上ることが分かりました。

水産庁は、クロマグロを逃がすために漁ができなくなった場合の補助制度を設けるなどしていますが、クロマグロは傷つきやすく、定置網の中で弱ってしまい、逃がしても死んでしまうものが少なくないとみられるということで、効果的な資源保護の難しさが浮き彫りになっています。

京都府漁業協同組合の上林喜寛専務は、網を開放して魚を逃がすことについて、「一定の補償はあるにせよ、漁業者は『網にかかった魚をすべて水揚げしていれば補償以上になった』という思いが強いと思う。漁業者は『魚をとってなんぼ』というところがあり、士気にも影響が出ると考えている」と述べました。

そのうえで、「マグロは弱い魚で一度触っただけで死んでしまうこともある。せっかく逃がしても死んでしまっては何にもならないので、資源をうまく利用するという意味で議論を尽くすべきだと思う」と述べました。

定置網にかかり弱ったクロマグロを逃がすことについて、水産庁は「クロマグロは、法律に基づいて漁獲規制が行われるようになったばかりで、さまざまなデータを集めている最中だ。クロマグロが弱い魚であることは、漁業者や専門家からの指摘もあって認識している。定置網の構造や逃がす際に使う網などを改良することで、魚が受けるダメージを減らす方法を考えたい」とコメントしています。

NHK

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