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先住民タロコ族の結婚式「十数年ぶり」 新郎が新婦背負う儀式も

2019年11月12日 | 台湾ニュース
 
新郎に背負われて微笑む新婦



(花蓮中央社)台湾原住民(先住民)、タロコ族が多く暮らす東部・花蓮県秀林郷で9日、伝統的な結婚式があった。式を挙げたのは同族の女性と漢民族の男性。女性の親族で、先住民文化の保存に力を注ぐ活動家の田貴実さんによれば、集落で伝統的な結婚式が催されたのは十数年ぶりで、新郎が新婦を背負う儀式などが行われた。

女性は田さんのめいで、伝統的な結婚式を挙げたいという考えを聞かされたときはうれしかったと話した。この日は集落の住人に加え、新郎の親族ら100人余りが一堂に会し、ブタを2頭準備するなどして盛大に祝った。

田さんによると、タロコ族の結婚式では、新婦を木で作られた道具に乗せ、新郎がそれを背負って自身の家に連れて帰る儀式が行われる。新郎が結婚後、新婦に良い生活を送らせるだけの体力があることを示すためで、双方の家が山を2つ隔てていても、新郎は新婦を背負って帰る必要があった。

また、顔に伝統的な入れ墨「紋面」を入れる文化があったころには、女性も男性も紋面を施していなければ一人前と認められず、結婚も許されなかったという。

消えてしまった文化もあるが、残された伝統的な風習には特別な意義があると田さんは話した。

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