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台湾 特急電車の脱線事故 48人死亡 66人けが 鉄道当局

2021年04月02日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021年4月2日 17時47分 NHK
参照記事&動画
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210402/k10012952231000.html


台湾東部の花蓮県で2日午前、特急列車が脱線した事故があり、台湾の鉄道当局によりますと、これまでに乗客と運転士合わせて48人が死亡し、66人がけがをするなどして病院に搬送されたということです。

2日午前、台湾東部の花蓮県にあるトンネルの中で特急列車が脱線しました。

台湾の鉄道当局などによりますと、列車には乗客およそ350人が乗っていて、この事故でこれまでに乗客と運転士の合わせて48人が死亡し、66人がけがをするなどして病院に搬送されたということです。

列車は8両編成で、このうち先頭の4両が事故で変形しているということです。

鉄道当局はNHKの取材に対し「特急と工事用の車両が衝突した」と説明していて、事故の詳しい原因を調べています。

この特急列車は2日朝、北部 新北市の樹林を出発し、東部 台東市に向かっていました。

台湾は2日、多くの人が先祖の墓参りを行う「清明節」の連休初日で、列車は大勢の帰省客などで混雑していたとみられます。

事故を受けて、蔡英文総統は救助に全力であたるとともに、多くのけが人などを受け入れるため、救急医療態勢を整えるよう指示しました。

乗客「突然 急ブレーキかかり 後ろの車両に押された」
台湾メディアは、脱線した列車に乗っていたという乗客のインタビューを伝え、乗客は「突然急ブレーキがかかった。その後、乗っていた車両が後ろの車両に押された」と話し、当時の状況を振り返りました。
列車の車掌「列車は満席 立っている乗客も」
自身も車内に一時閉じ込められ、その後、救出されたという列車の車掌は台湾メディアの取材に対し「列車は満席で、席がなく立っている乗客もいた」と話し、車内が大勢の乗客で混雑していたと説明しました。

一方、事故の状況については「詳しい状況はまだ分からない。突然、緊急ブレーキがかかって列車が止まった」と話しています。
加藤官房長官「要請あれば 可能な支援を検討」
加藤官房長官は、2日午後の記者会見で「多くの死傷者が出ていると承知しており、亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、事故に遭われた皆さんに、心からお見舞いを申し上げたい」と述べました。

そのうえで「日本台湾交流協会による確認と台湾当局の発表によれば、現時点で、邦人の被害の情報には接していないが、引き続き、現地当局に照会を行っている。台湾側から要請があれば、可能な支援を検討したい」と述べました。
茂木外相「邦人が巻き込まれた情報には接していない」
茂木外務大臣は、記者会見で「詳細は現地当局に照会中だが、邦人が巻き込まれたという情報には接していない。ただ、多くの死傷者が出ていると承知しており、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、事故にあわれた皆様に心からお見舞いを申し上げたい」と述べました。
台湾での過去の列車事故
台湾では3年前、北東部の宜蘭県で、8両編成の特急列車が脱線して乗客18人が死亡、290人以上がけがをする事故がありました。

その後の調査では、運転士が速度を制御する安全装置を切ったことなどが直接の原因だったとしたうえで、運転士の訓練などの管理態勢にも問題があったと指摘しています。

同じ宜蘭県では2007年にも普通列車と試運転中の列車が衝突し、5人が死亡しました。

また、中部の阿里山では2011年と2003年に観光用の登山鉄道の列車が脱線、転覆する事故が起きています。

2011年の事故では線路脇の木が車両に倒れて列車が脱線、転覆し、5人が死亡、2003年の事故では17人が死亡、150人以上がけがをしています。
特急列車は日立製作所が製造した車両
日立製作所によりますと、台湾で脱線した特急列車は日立製作所が製造した車両だということです。

平成18年から28年にかけて、同型の車両を64両、台湾に納入しているということです。

日立製作所は、現時点では車両に異常があったという情報はなく、車両が原因ではないとみていて、台湾当局の支援を行うとともに、現地の社員を通じて情報の収集を進めています。

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特急脱線、36人死亡か=台湾東部・花蓮県

2021年04月02日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021年4月2日 13時28分 時事通信社
参照記事
https://news.livedoor.com/article/detail/19958195/



台湾東部・花蓮県で2日午前9時30分(日本時間同10時30分)ごろ、台湾鉄道管理局が運行する特急列車が脱線した。

 一部の車両は大破しており、鉄道当局によると、心肺停止は少なくとも36人に上った。60人以上の負傷者が病院に運ばれた。

 脱線した特急列車「タロコ号」は8両編成で、乗客は約350人。台北郊外の樹林から東部・台東に向かっている途中だった。地元メディアによると、線路脇に止まっていた作業車が動きだし、列車に激突した。乗客約60人は列車の外に出たが、車両の一部はトンネル内に突っ込んでおり、救助が難航している。

 台湾は2日から4連休で、タロコ号は帰省客や観光客で満席の状態だったとみられる。台湾では2018年10月にも、特急列車「プユマ号」が脱線し18人が死亡、291人が重軽傷を負った。 

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