(01月11日 11時43分 NHK)
京都では、1年の幸福などを願って「福笹」を手に寺をまわる「七福神巡り」が行われています。
京都市東山区にある泉涌寺(せんにゅうじ)では、毎年、寺の山内に点在している七福神がまつられた寺をまわって、商売繁盛や家内安全を願う「泉山(せんざん)七福神巡り」という催しを行っています。
参拝者たちは、初めに泉涌寺で「福笹」を受け取ると、大黒天や弁財天など七福神がまつられたそれぞれの寺をまわりました。
そして、小判や鶴、熊手などを表した「吉兆」とよばれる縁起物を受け取っていました。
吉兆は「福笹」に飾りつけて持ち帰り、来年まで大切に自宅に置いておくとということです。
3歳の孫と訪れた京都市の50代の男性は「10年ぐらい前から毎年、来ています。コロナに感染しないように、家族の健康と商売繁盛をお願いしました」と話していました。
ことしは、新型コロナの影響で、参拝することができない人のために、寺ではインターネットでも「福笹」を申し込むことができるということです。