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台湾生まれの90代日本人女性、ふるさとと懐かしむ花蓮の旧宅を再訪

2019年05月26日 | 台湾ニュース







(花蓮 25日 中央社)日本統治下の台湾で生まれた「湾生」の日本人女性(91)が25日、かつて暮らした東部・花蓮市内の木造家屋を再訪し、人生で最も楽しく、懐かしかったという少女時代を思い出しては涙をぬぐった。

女性によると、女性の父親は台湾総督府鉄道部花蓮港出張所の所長で、一家は1930年代に新築された所長宿舎の最初の入居者。実際に過ごしたのは父親が台北に転勤するまでの3年間だったが、花蓮は自分にとってはふるさとであり、同地の山や海、風、人の全てが忘れ難いと語る。宿舎は戦後、台湾鉄路管理局(台鉄)の所有となり、同局花蓮管理処の処長に提供された。女性は20年余り前に一度宿舎を訪れて、当時の住人に居間に招き入れてもらったことがあるという。

宿舎は後に空き家となり、2004年には花蓮県の歴史的建造物に登録された。女性は16年に台湾の友人らを通じて台鉄が同宿舎の修復に着手することを知り、再訪できる日を心待ちにしていた。工事は昨年終了。台鉄や友人らの協力を得てやっと長年の願いを果たせた女性は、少女時代の写真と見比べながら、家も庭も昔と全く変わっていないと笑顔。家の中では、日本から持参した絵皿を床の間に飾るなどして思い出に浸った。


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対米窓口改称、「台湾米国」と明記へ 蔡総統「強固な関係示す」

2019年05月26日 | 台湾ニュース



(台北 25日 中央社)外交部(外務省)は25日、台湾の対米窓口機関である同部「北米事務協調委員会」を「台湾米国事務委員会」に改称すると発表した。対米業務を行う代表機関の性格を明確にするためとしている。同部は、米側との十分な意思疎通を経た決定であり、台米関係の緊密さを象徴すると説明した。消息筋によれば、一連の行政手続きを経て看板の掛け替えなどが行われる見通し。

これについて蔡英文総統は同日、台米関係の強固さを示すほか、国際社会における台湾支持の勢いがより強まることを意味すると述べた。一方、米国務省の報道官は中央社のメール取材に対し、新名称は同委の役割をより正確に反映できると匿名で回答した。

外交部の報道資料によると、米国は中華民国(台湾)と断交した1979年、断交後の両国関係の在り方を定めた国内法「台湾関係法」を制定するとともに、同法にのっとって対台湾代表機関、米国在台協会(AIT)を設置。これを受けて台湾にも同年、AITのカウンターパートとなる北米事務協調委員会が設けられた。

同部は同委の名称について、当時の特殊な時代背景の下で命名されたと説明。台湾はこれまで、実際の業務内容や台米関係に即した名称への変更を求めて米国への働き掛けを続けてきたとし、台湾関係法制定40周年となる今年に結果が出たことは意義深いとして歓迎している。

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国産コルベット艦の量産開始 小型でも強力 蔡総統「台湾精神の象徴」

2019年05月26日 | 台湾ニュース

台湾の国産コルベット艦「沱江」の配置説明図を指さす蔡総統




コルベット艦「沱江」



(宜蘭 25日 中央社)台湾が初めて自主建造するコルベット艦「沱江」の量産が始まり、北東部・宜蘭県で24日、起工式が行われた。蔡英文総統は、船体が小さいが速度が速く攻撃力も高い沱江は面積が小さくても民主主義と自由を守る固い意志と強い能力を持つ台湾の精神を象徴していると述べ、期待を示した。

沱江は全長60メートル、全幅14メートル、排水量500トンの双胴船で、最高速力は38ノット(時速約70キロ)。迅速に目標に接近し攻撃できることから中国軍に対抗する「空母キラー」として期待される。海軍が現在保有しているのは2014年に引き渡された初号艦1隻のみ。25年までに3隻が建造される予定で、1隻目は21年末に完成する見通し。

蔡総統は、16年の就任後に初めて乗った海軍の艦艇が沱江で、その時に台湾の自主防衛力強化を決めたと振り返り、建造に取り組む関係者を激励した。

沱江のほか、T75型20ミリ機関砲と74式小隊機関銃を搭載する高速機雷敷設艇も同日に着工した。21年までに4隻の建造が完了する予定。

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米軍軍楽隊が重厚なジャズ演奏 京都、住民ら手拍子で楽しむ

2019年05月26日 | 京都のニュース

住民らにジャズを披露する軍楽隊
(京丹後市弥栄町・黒部地区公民館)



在日米陸軍軍楽隊の演奏会が25日、京都府京丹後市弥栄町の黒部地区公民館であり、住民ら約60人が重厚なジャズの調べに浸った。

 同地区には米軍経ケ岬通信所(同市丹後町)で勤務する軍人らの宿舎があり、地域での理解を深めてもらおうと軍楽隊が企画した。

 演奏会では軍楽隊のメンバー4人が「スタンドバイミー」や「上を向いて歩こう」など8曲を披露した。住民らは手拍子などで演奏を楽しんでいた。

 同軍楽隊は26日に同市網野町の八丁浜シーサイドパークで開かれる「エアーフェスタ経ケ岬」でも演奏する。出演は午前10時半からと午後0時半から。

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日本人探検家が見た「北極」の今 若者は狩猟離れ

2019年05月26日 | 京都のニュース






極地探検家の山崎哲秀さん(51)=大阪府高槻市=が、北極に足を踏み入れて今年30年を迎えた。京都で過ごした学生時代に冒険家の故植村直己さんに憧れ、背中を追った。先住民とその文化に魅せられて現地で過ごす中、近年風景が変わりつつあるのが気がかりという。京都府向日市内で写真展を行っており、26日に開く講演会で北極の今を伝える。

 山崎さんは、洛南高に通っていた時、植村直己さんの存在を知り、その探究心に引き込まれた。同じ道を選び、アマゾンを探検。21歳だった1989年、北極・グリーンランドを訪れた。厳しい自然の中で粘り強く生きる先住民・イヌイットに魅了され、以来毎年グリーンランド最北の地・シオラパルク村に向かう。

 現地在住の日本人探検家・大島育雄さんから犬ぞりの技術を学び、現在1年の半分は滞在する。北極では日本人研究者の観測を支援し、今回は昨年11月下旬~今年4月下旬、海氷の観測と撮影に協力した。

 この30年で、村の風景は刻々と変わっているという。民間飛行場が2001年に完成。発電機が外部から持ち込まれ、1家に1台パソコンを持つようになり、住民はスマートフォンを使う。犬ぞりはスノーモービルに取って代わった。便利な生活を経て、若者は狩猟をなりわいとせず、都市へ移り住んだ。

 山崎さんは「ゆったりとした空気で維持されてきた文化。外界とのつながりが近くなることで町も人も変わった。寂しいものですね」と思いを寄せる。人口減が進み、シオラパルク村は廃村の危機を迎えているという。

 今後の目標は、村を日本の研究者の観測拠点にし、日本の都市との姉妹都市提携を結んで存続の手助けをすること。そして犬ぞりの文化を後世に引き継ぎたい。「伝統文化であっても、生活が成り立たなくなれば住民はやめる。私のように、好きでやっている外部の人間が守る文化もあっていいと思う」。北極との関係を紡ぐ、同じ日本人の継承者が現れるのを期待している。

■北極の暮らし伝える写真展も開催




 京都府向日市寺戸町の絵本・児童書専門店ワンダーランドで開かれている写真展では、現地で山崎さんが撮影した32点を展示している。

 セイウチの狩猟など現地の様子を伝えるほか、イヌイットの子どもたちの笑顔や、そりを引く犬の愛らしい姿を写した作品が並ぶ。厳しい自然の中で暮らす人々の姿や育まれてきた北極の文化を紹介する。6月22日まで。

 講演会は5月26日午前10時半から。1500円(1ドリンク付き)。定員20人程度。予約優先。ワンダーランド(931)4031。

京都新聞

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