アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヤイトバナ - ラッパ状花冠

2020-07-28 20:05:04 | みんなの花図鑑

永らく閉鎖されていた へきなんたんトピア(碧南市)が7月21日から再開とホームページにあったので、きょう行ってみました。もちろん 電力館ではなく、花と樹を見るために。ところが、林のあるエコパークのほうは(散策路冠水のため)行くことができませんでした。しかたがないので、ヒーリングガーデンの林のほうをいつもより念入りに探索。
おかげで、 ヤイトバナの観察ができましたよ




ヤイトバナ(標準和名:ヘクソカズラ)の花は ラッパ状花冠です。 釣り鐘型よりもっと花筒の部分が長い合弁花で、先端は5つに割れています。 筒の入り口に見える白いひも状の器官は めしべです。




花筒の中がどうなっているのか、解剖? してみました。
めしべの管が 上から下の子房まで 2本 伸びています。
花筒の内部の壁は 腺毛で覆われています。 蜜泥棒の潜入(蜜を盗むだけのアリの進入)を防ぐためと見られています。
ただし、ヤイトバナの目論見を見透かしたかのように、 赤い小さいアリは ヤイトバナの花筒の中に巣くうそうです (´v_v`)



めしべも、腺毛も、花筒の表面も、小さな水玉で出来ているようです。




これは めしべ を拡大して見たものです。




これは 雌しべの先端の柱頭部分にピントを合わせています。




めしべの管のほかに 有限長の白く長い器官がみえます(ピントが合ってませんが)。 これが おしべ で、 おしべは5本あります。 花糸は短く 花筒の壁に貼りついているようです。



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