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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

シャガ - アイリス・ジャポニカ

2021-04-08 06:00:00 | みんなの花図鑑

アヤメ科アヤメ属の シャガ です。
学名は Iris japonica (イリス・ヤポニカ)で、これを英語読みすれば 「アイリス・ジャポニカ」です。
けれど、日本固有種ではありません。古い時代に中国から渡ってきた帰化植物なのだそうです。
なのに なぜ 「japonica」なのか?
これは 学名のフルネームを見れば、察しがつきます。
フルネームは Iris japonica Thumb. で、お尻の Thumb. は 命名者である、リンネの弟子のスウェーデンの植物学者ツンベルク(Carl Peter Thunberg)のことで、1775年日本を訪れています。
以前、ニワウメ(学名:Prunus japonica Thunb.)のところでやったように、シャガも日本で初めて見つけたので japonica Thunb. の種小名を付けたものと推定されます。

花は上から見ると 6枚の花弁があるように見えますが、上側の白い3枚が(花弁に相当する)内花被片、下側のきれいな模様の付いた3枚が(萼片に相当する)外花被片です。



そして、いちばん気になるのが 中央のひげのような部分ですが、これは めしべの先端が変化したものなんだそうです。




もうひとつ 気になる部分は 外花被片の文様です。
この部分は盛り上がっていてオレンジ色をしています。




めしべの先端の糸状になった部分とか、外花被片のトサカ状の紋など、シャガを特徴づける部分の役目はよくわかりません。



シャガの めしべはこのように大きいので、スイセンなどに見られる副花冠(コロナ)のように見えます。




めしべの柱頭(糸状部分)の手前にあるのが おしべ です。




めしべもおしべもあるのに 日本のシャガは 「三倍体のため」種子が出来ません。そのため株分けで増やします。


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