家の近くに蕎麦の畑があります。いつも車で通り過ぎながら、写真を撮りたいと思っていました。お天気に恵まれた土曜日に歩いて行ってみました。畑の中にしゃがみこんで目の高さに見ると、ピンクの蕎麦の花はふんわりとどこまでも続いているようです。至福。
隅に白花種も植えられていたのですが、普通の蕎麦の花は白で、丈も高く、咲き終わった順に下からついていく三角の実もピンクに比べるとだいぶ大きいようでした。ピンクの若い実は白く、フチがほんのり紅く色づいて美しく、アップでお見せできなくて残念です。
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タデ科ソバ属 。栄養豊富で健康食品として注目されていますが、強いアレルギーをおこすことでも有名です。寒冷地、痩せ地でも育つ上に、短期間で収穫できるので、昔から山間地で多く育てられてきました。食べるものが、他になかった厳しい時代にも、アレルギーはあったのかしら?
昭和の話ですが、東京の実家では、何かコトがあると、おそばの出前を頼んでいました。コトというのは、お客様がふいにきたとか、母が今日は疲れたとか、さっぱりしたものが食べたいとか、ささいな理由です。自転車で片手にお盆を掲げて出前してくれた、春木屋さんの盛りそばをなつかしく思い出します。私にとって蕎麦は、おいしくて便利な日常の食べ物でした。愛媛に来たら、うどん屋さんはあるけれどおそば屋さんは(あまり)ないというのがカルチャーショックでした。
そば殻の枕も、子供の頃は愛用していましたが、最近はあまり見かけません。これもアレルギーに配慮してのことだそうです。初めてそば殻を見たのは、枕を作ってくれた祖母の傍らだったのでしょうか。あのつるつる食べるお蕎麦と、黒い三角のつぶつぶがどうしても結びつかず、不思議な思いがしばらく心に残っていましたっけ。
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花屋の日記も書いてます。「花屋のあぼんりーです。」
蕎麦の花ってこんな風に咲いているんですね~。
はじめて見ました(^^;)
でも、普通には、白い花が多いと思います。
ソバの花なん?
ソバの花は白しかないと思ってましたぁ。
きれいでしょう。
ここ数年、町内では、赤ソバを植えるのが流行っています。