日々の出来事

当院の出来事を紹介します

先輩から後輩へ

2010-10-25 01:55:30 | Weblog
日曜日は退院が多く、元気に帰っていただく姿をたくさん見ることは最高にうれしいです。
全ての命を助けることはできませんが、少しでもよくなってくれることは励みにつながります。

土曜日の夜、専門医に患者さんを診ていただき、自信喪失の院長浅井です。

大学の専門家って凄いですね。
どんどん、異常箇所を絞り込んで行く。
病変の在処(ありか)を、身体検査所見や通常の検査で絞り込み、除外していく。

絞って絞って、ホントにMRIなど高額な検査が必要か、治療の可能性はあるのか・・・、
根拠に基づいて診療を進めていくのです。
年に数回診ていただきますが、後輩の先生なのに素晴らしいです。
後輩の専門家から教えてもらっている先輩の私です。
開業医として第一線で、謙虚に患者さんと向かい合いたいと思っています。
それが私の居場所ですから・・・。

日曜日、看護師のベテランが新人に、自身のノウハウや考え方を伝授していました。
その話の内容を横から聞いていて、うれしく思いました。
教科書にはない、現場での、生のスキルを伝えていました。
新人看護師が、これでうまく育ってくれることを切に祈っています。
動物の医療を支えているスタッフだからです。
話している姿をみて、頼もしく思いました。
これは先輩から後輩への、立派な教育でした。

スタッフは、長い目でみて育てなければいけないと、肝に銘じました。