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(旧:アヴァンの物語の館)ギリシア神話的世界観で人魚ナオミとヴァンパイアのマクミラが魔性たちと戦うファンタジー的SF小説

第三部闘龍孔明篇 第8章—10 ミシガン山中への誘い

2018-12-07 00:00:00 | 私が作家・芸術家・芸人

 気づくと目の前に青龍とドルガが立っていた。ビルは、まだオーシャムに与えられた夢の余韻が残っているのか、目を覚ます様子がない。夢が覚めても、眠眠は傾国の美女姿に変わったままだった。もっとも彼女にとっては夢こそがまことなのだから、夢から覚めて夢を見る状態に戻ったようなものだが。
「おお、あでやかな姿じゃ。まるで天女のような」青龍が目尻を下げて言った。「オーシャムは、お前に業を破られた瞬間にドリームカリバーに吸い込まれてしまったようじゃ。だが・・・・・・」
 眠眠が聞き返す。「だが、どうしたの?」
「孔明がおらん。どうやら最初から夢魔たちの狙いは、孔明じゃったようじゃ」
「いったい、どういうこと。お兄ちゃんに何があったの?」
「こんなメモが残されておった。

コーネリアスはあずからせてもらったわ♥
ミシガン山中で会いましょう♡
どうぞお仲間もご一緒に♥
『惹き付けるもの』ミホシム

おそらく孔明が以前言っておったマクミラという魔女が作った4つのテーマパークのことじゃと思う」
「眠眠、すぐにお兄ちゃんを助けに行く」
「そうあせるものではない。『急いては事をし損じる』じゃ。儂に考えがある。こうしたこともあろうかと孔明を救う仲間に出す手紙を用意しておいた。夢魔が言っているお仲間とは、おそらくナオミのことじゃ。古い仲間を頼ることになるの。よいか、儂にはもうこの筑波の屋敷を出る力は残っておらん。だが、このおそろしく強いお嬢さんが味方になってくれるじゃろ。
 よいか、まだ予言は残っている。

     操るものが、銀狼の夢に現れ
     天罰を与えるものが、雷獣の夢に現れ
     引きつけるものが、深紅の龍の夢に現れ
     踊り回るものが、目覚めたまま夢見る娘の夢に現れる刻
     鏡が反転して、闘いが始まり
     再び妃が現れ、五人の夢魔が無意識の底に消える刻
     『夢見るもの』が目覚めの刻を迎え
     祭一族の呪いが解ける

 まだ夢魔は、三人しか無意識の底に消えておらん。眠眠、夢魔スレイヤーとして残り二人と闘い我が一族の呪いを解くのじゃ」

     


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