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(旧:アヴァンの物語の館)ギリシア神話的世界観で人魚ナオミとヴァンパイアのマクミラが魔性たちと戦うファンタジー的SF小説

第三部闘龍孔明篇 第10章—7 意味分かんない!?

2019-02-11 06:20:34 | 私が作家・芸術家・芸人

「どっちの質問から答えようか。やっぱ最愛の人から? う〜んと、まず自己紹介遅くなりました。コンミンの妹の眠眠です。アッ、あなたからは『こうめい』と日本語読みで呼ばれてるんだった。でも、家族は中国語読みでコンミンと呼んでます」
「答えになってない。最愛の人だなんて・・・一度も言われたことないし」

     

「ナオミ、あまり日本人の格闘家男子分かってないね。最初にコンミンのこと、やっつけちゃったよね。コンミン、ずっと気にしてたんだよ」
「そんな昔のことにこだわるなんて・・・」
「コンミンは最初からナオミをいいなと思ったし、付き合えば付き合うほど好きになった。でも、自分を負かした相手に告白するなんて沽券に拘わる」
「意味分かんない!」
「眠眠にも意味分かんないけど、コンミンの頭の中では意味が通ってた。しかも、ナオミを助けるチャンスでもボロボロで、いいところ見せられなかった。だから・・・・・・」
「だから?」
「修行することにした。友情、努力、勝利だね。仲間と一緒に修行して、いつかナオミよりはっきり強くなって告白するつもりだった。完全なバカだよね。妹の目から見ても。でも、コンミンらしいと思わない?」
「・・・・・・」
「やっぱ意味不明? さあ、おしゃべりはもうやめて本題に入ろうよ。日本からアメリカくんだりまで来た訳を話さなくちゃ」
 ナオミが眠眠のはだけたチャイナ服を引っ張ってひきおこすと、背中から胸にかけての真紅の龍のタトゥーが見えた。
「おしろい彫りなの。ふだんは見えない」
「今日は熱くなった、ということね」
「なんで知っているの。ああ、前にコンミンと同じことがあったんだ」
 気がつくと、周りが拍手をしてくれていた。
 アルトロラーベが言う。「生身の身体にしてはたいしたものだな」
 スカルラーベが言う。「いつかお二人さんと戦ってみたいものだ」
 マクミラだけは、いったい何をしてるんだかとあきれ顔だった。

     
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