1286. ミリオンライブ、シンデレラストーリー(練習)、その7

　(赤羽根Pの事務所にて。天空橋常務が来ている。)

天空橋朋花(美城常務)。ことごとく裏をかかれている。

赤羽根P (相手方P)。こちらも向こうもファンが増えている。計画通りですよ。

天空橋朋花(美城常務)。実績ゼロのプロデューサーがあれほどやるとは信じがたい。

赤羽根P (相手方P)。私もそう思いました。ふつう、何か仕掛けがあると考えますから。

天空橋朋花(美城常務)。で、正体はつかんだの?。

赤羽根P (相手方P)。間島Pがどちらも絡んでいる。

天空橋朋花(美城常務)。知らん。

赤羽根P (相手方P)。我が社の世界的作曲家、園田一人のプロデューサーです。天才。

天空橋朋花(美城常務)。思い出した。ても、ステージの演出の天才でしょう?。

赤羽根P (相手方P)。ええ、その通りです。ただ、直感力がバカみたいに優れている。

天空橋朋花(美城常務)。何、その言い方。

赤羽根P (相手方P)。何を考えているのか、さっぱり分からない。なのに、結果はよく分かる。

天空橋朋花(美城常務)。本物の天才だ。そいつが相手というのか。

赤羽根P (相手方P)。なぜか、構図的にそうなっている。予期していませんでした。

天空橋朋花(美城常務)。私がさっと思い出せなかったくらいだからな。

赤羽根P (相手方P)。どうします?。中立のはずの間島Pがなぜあちらに付いているのか。手を出すか。

天空橋朋花(美城常務)。手は出せん。こちらの前向きの努力に見せかけないと。

赤羽根P (相手方P)。静観するしかないか。こちらががんばります。

天空橋朋花(美城常務)。ああ、よろしくやってくれ。

　(武内Pの事務所にて。)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

　…とまあ、私設のシンデレラストーリー、突然ですが中止とします。構想段階では、あと航空自衛隊基地での航空ショーでの鳴り物があって、総決算の舞踏会が(少し)あって、結果を発表する役員会で大どんでん返しが待っている、という、普通の構成になっています。

　ただ、このまま進めると、完全な二次創作になってしまい、ファン活動としては灰色の領域に突っ込みます。そして、理不尽で不可解な解決、というのがどのようなものかの提示に関しては、もう目的を達成したような気がします。だから、ここで中止。

　お付き合いいただいた方、まことにありがとうございました。
　では、次は舞踏会で皆さんと会いましょう。

　(終わり)