ファイルシステムは一応あって、テープメディアの再現になっています。フロッピーディスクは付いていません、もちろんハードディスクなどとんでもないです。
データレコーダというやつで、そういえば当時は嬉々として使っていましたです。PC-8001の場合は600ボーだったか。つまり一秒間に60バイトの速度で録音するか再生するかです。オーディオカセットにデータを音声として記録します。
うむ、このあたり、経験しないと想像も付かない事態と思います。プログラムが音声用のカセットテープでやりとりされていました。計算結果も記録できるようですが、私には経験が無いです。プリンタは接続できないから、計算結果の記録はここでしかできないようです。
もちろんカセットテープの代わりにSDカード上のファイルが使用されるのですけど、カセットの入れ替えや巻き戻し(先頭に戻る)はBASIC中からは指定できないみたいで、セッティングメニューの中で手入力で指定するみたいです。
ただし、これだけではあまりに効率が悪いので、セーブが終了すると自動的にデータの先頭に戻って上書きを繰り返すことができるファイル属性があります。当時もデータレコーダによってはこの機能があって、ただし、ボタンは押す必要があります。自動頭出し機能というやつ。
うむ、当時は大真面目でしたが、今となってはほとんどギャグです。いかにフロッピーディスクが有用な発明だったかが分かります。
他のやり方としては、PROMというICに専用のハードでデータを入れて、PC-8001内のソケットに入れる、というのもあったはずですがポピュラーではなかったと思います。PC-6001ではプログラムはカセットテープかメモリカセットか、このROM ICで配布されていました。普通はカセットテープを使います。
イーサネットが普及するのはかなり後です。ネットがどうしても必要な場合はRS-232Cと呼ばれる周辺機器とのケーブルをパソコン同士で接続しました。これをOS無しで使うのはかなりの根性が必要と思います。
私の感覚では、こうしたさらなる工夫は資料を集めてニヤニヤ見ているのが吉と思います。本機で採用したデータレコーダの再現は落としどころとして良いアイデアと思います。
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