まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

2716. BASICパソコン

2019年05月28日 | 日記

 今やスマホにさえ普通にOSが入っている時代になっています。それも本格的な仮想記憶システムでしょう。なにしろCPUの方がそれ用に作られているので、使わなければもったいないというか性能を引き出せません。

 OSの簡単なものはモニタと呼ばれ、CPUとその周辺機器のスタートアップの後、動かしたいプログラムをロードして実行させます。ごく簡単なデバッグ機能付きです。8bitマイコンのごく初期にはこの構成で、モニタは2キロバイトくらいのプログラムでした。
 仮想記憶は、プログラムから見た論理メモリとCPUの実メモリとディスクなどの高速大容量メモリを結びつけて、主記憶を有効利用するための仕組みです。通常、マルチユーザー・マルチタスクシステムです。多くのプログラムが独立して並行して動作します。それでも本当のOSのカーネルは64キロバイト程度でしょう。ファイルシステムなどを内蔵させても中央部は2メガバイトとかのはずです。現実のOSが巨大なのは、周辺を支えるプログラムが膨大だからです。
 仮想記憶やマルチタスクの実現には専用ハードが必要で、ソフトからどう見えるかは公開されているので理屈としては誰でもOSを作ることができます。しかし、工業用などのニッチ分野を別とすると、普通はWindowsやUNIXなどの有名どころの商用OSを使います。

 パソコンで本格OSが動かせるようになるのは32bit時代からで、実用的になったのは80486時代からだと思います。ARMは元々組み込み用の感じで、下位機種(クロック100MHz程度以下)はOS無し(ブートストラップと呼ばれる100バイト程度の準備プログラムの後、いきなりC言語のプログラム(main())が動作する)か産業用OSを使います。ARMでもスマホに使われるような上位機種(おおむね400MHz以上)には高級OSの支援ハードが組み込まれています。
 パソコンの8bit時代には、電源を入れるといきなり16キロバイト程度のBASICインタプリタが動作するのが普通でした。日本ではNECのPC-8001からパソコン時代が始まると思います。MSXでMSX-DOSのフロッピーを入れなければ、専用のMicrosoft BASICが最初に動作するのを覚えておられる方も多いと思います。この初期のMicrosoft BASICが大変良く出来ていて、速度は普通なものの、初等関数と文字列処理ができて、電算機関係者がびっくりするような大きなプログラムが安定して動作しました。
 16bit時代にはPC-DOS/MS-DOSが主流となり、しかし、ワープロと表計算ソフトを別とすると、ここでもMicrosoft BASICが活躍していたと思います。

 今でも通信とデータベースが使えるのならパソコンはBASICベースでも良いと私は思っています。機械語の仮想記憶マルチタスクは難しいですけど、インタプリタ階層でのマルチユーザー・マルチタスクは、はるかに容易に実現できるはずです。ミニコン時代にそういうシステムはあって、私は嬉々として使っていましたです。実はこの部分は業界のタブーだったりします。理由は言いません、各方面への影響が少なからずありますから。

コメント
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