
格好良い! 機能美溢れるデザイン
再三登場している我がFiat124Sクーペであります。
殆ど乗ることもなく惰眠を貪ってるうえに可哀想だからとたまに引っ張りだそうと思ったらガソリン駄目、バッテリー駄目、クラッチ固着、etcと整備代ばかり無駄にしているDrであります

走行距離に占める整備費の比率は相当な物だと思います。

こちらも好きな後ろ姿 コーダトロンカです
今回もお正月にでも乗ってやろうかと思い点検してたらどうもダイナモが不良のようでバッテリーがすぐ上がります

やむなく電装屋にO/Hしてもらったらやはりダイオードが一個パンクしておりました。
よってお正月は乗れずにまたもや惰眠路線でした

修理完了で久しぶりに乗ってやることにしました。
今まであまりこの124に関しては断片的なことしか書きませんでしたが実はかなり各部手を入れてリビルトしております。

1.438ccから本国にある1,608cc仕様にしてあるエンジン
日本では1,438ccしか輸入されてませんでしたが兄弟車の125の1,608ccに換装しました。
もちろん全てバラしてO/Hしピストンは欧州仕様のCR9.8仕様です。
カムは若干ハイカムにしてタコ足仕様ですがキャブはシングルのままで一度本国仕様のSOLEXツインを入手したのですが取り付けが面倒くさくてお蔵入りです

サスペンションも全てバラしてブッシュ、ボールジョイントを一新しました。
電気系もほぼ全てO/H済みでボディも10数年前に全面剥離リビルトしています。
本当に手を付けてないのは内装くらいです。

気晴らしに近所をドライブ?
夏場若干不調であったキャブも寒くなり調子が出てきたようです。
どこも悪くなく快調に走り実用の足にも使えそうです。
ちなみに1970年式ですからほぼ40年近く前のクルマです!

当時でも整備されていたら実用はノープロブレムでした。
Drはちょっとこの124の処遇に悩んでおります。
某ショップから展示に貸し出ししてくれと言うオーダーが昨年ありました。
乗らないから貸すか売れたら売れたで初期の124に買い治すか?。

以前も所有していた初期型124クーペ
特に人気があるわけでも無いので簡単に売れるとも思えませんが・・。
124はDrにイタ車の楽しさを教えてくれた恩人(恩車?)です。
以前にもこのブログに書きましたがそれくらい国産車しか知らなかった当時のDrにインパクトを与えました。
最初に所有した初期型124では軽井沢や東京遠征もしましたが1.4Lにも関わらずかなり速くて殆どのクルマを牛蒡抜きでした。
それはエンジンが目一杯使えるのと類い希な操縦性と安定性の賜で当時の国産車に較べるとまさに月とスッポンでした、
売るのは忍びないと言えば忍びないけど一生保管するというのもしんどいものです

これは旧車オーナーの永遠の悩みかもしれませんネ
