毎年年賀状の枚数は減り続けて、今年はわずか20枚ほど出して、ほぼ同数を頂いた。
これまで出したり、頂いたりしている相手は、すべて新卒で入社した群馬県にある会社の皆さんである。
この会社には海外赴任を含めて23年間勤務していたが、この間のつながりは、今でも残っている。ありがたい事だ。
私と同年代の人たちは、役職を降りて、気楽に働いている様子が伺える。
すでに引退し、働いていない人もいて、仕事がないのに毎日何をしているのだろうと思う。私もそれに近いが、幸い自営業の仕事があるので、結構満足している。
この会社から転職した外資の会社では、10年ほど勤務したが、この社員の方たちとは、全く年賀状やX-Mas cardのやり取りは無かった。
ほぼ3-5年ぐらいで社員が入れ替わるので、長続きできる付き合いができない感じ。また私よりも年齢が一回りか、二回り若いこともあるのかも。
さて先日23年間勤務し、海外赴任の際には、上司でもあった並本さん(仮称)から突然電話を頂く。すでに72歳ぐらいと思う。
2年ぶりぐらいに話ができたが、驚いた。
この方は、4-5年前に脳梗塞になり、直後に話した時には、その影響で半分以上聞き取れなかった。
現役時代の時から時々言っている内容の意味が全くわからい事が多かったが、この時は違っていた。
しかし、今回は、依然と全く変わらない実にスムーズな会話ができた。素晴らしい回復力である。
脳梗塞の1回目は、海外出張時に行きの飛行機で発症したが、その後仕事を完了して帰国したという。幸い症状が軽かったせいかもしれないが、驚きだ。
2回目を発症後、今度は足を痛め、一時歩行不能になったが、懸命にリハビリをして今では毎日早起きしてラジオ体操に出かけ、昼は散歩をしているという。
どうして「そんなに回復できたのでしょうか?」との質問に、「リハビリは根性さえあればなんとかなる。」との事。
言葉から相当なリハビリをした様子が伺える。但し、運転免許証は、数年前に返納したという。
この方との会話は、現役時代同様、いつも一方的にしゃべられて終了。それでも30分ぐらい話す事ができた。ありがたい。
最近はコロナ感染者の急増でジムにも行かないようにしているし、寒さが嫌いなので、巣ごもり状態だったが、この方との会話後に散歩に出かけるようになった。
同じコースを行ってもつまらないので、地図でパン屋などを探してランチを購入するようにしている。目的を持つと楽しい。
毎回ついつい多く買い物をしてしまうので出費がかさんでいるが、歩くと暖かくなり、良く眠れる。
コロナ騒動が沈静化した後は、この方とまた是非お会いしたいものである。それまで是非元気でいて頂きたい。
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