プータロー風味な自営業者の日誌

勤め人を62歳で卒業し、自営業で人生を楽しんでいるおっさんのブログ

#2076 Visit at Ioto (硫黄島)

2022-11-10 | 最新情報

国が主催する日帰り硫黄島巡拝に初めて参加した。2回/年行われている。

ここで亡き父の兄が亡くなっており、この巡拝には、これまで父は2回、母は1回参加していた。

日本ではイオウトウ、アメリカではイオウジマと呼ばれているようだ。現在住民はおらず、自衛隊の駐屯基地があるだけ。

この巡拝への参加者資格者は、戦没者の配偶者、父母、子、兄弟姉妹、孫、参加する子・兄弟姉妹の配偶者、甥姪のみ。

つまり私の場合、奥さんや子供でも参加できない。私の母か、兄弟のみ参加資格があるが、参加者の高齢化が進んでいるので、今後制度が変わると思う。

以前は、船や自衛隊の飛行機で行ったそうであるが、今は羽田空港から大日本国政府が用意したチャーター便で行ける。

グアムまで約4時間かかるが、そのちょうど中間地点にあるので、約2時間で到着したが、ここも東京都である。東京都は広い。

2回/年しか表示されないレアな行先表示板とチャーター機

  

 

今回の参加者は、遺族代表90名と随行員の厚生労働省職員や医師、看護師の方々など15名。 

行動には制限がある。

1)遺族代表としての自覚を持つこと。そして個人行動はできない。

2)現地にあるドリンク自販機は、自衛隊員用なので購入してはいけない。

3)自衛隊施設の写真撮影は不可。

4)写真以外のスマホ使用不可。禁煙。

5)石や砂の持ち帰り不可。

到着後、全員で慰霊塔で追悼式に参加後、5班に分かれて各部隊の慰霊碑を巡回して追悼式をおこなった。全部で約6時間。

当日は26℃。硫黄島は、活火山島で、硫黄の臭いがいたるところでする。作物も育たたない。また日本軍が掘った洞窟の一部では、50-60℃もあり、瞬時にメガネが曇る。

真水は無く、自衛隊も雨水を利用しているそうだ。今でも実に過酷な環境である。

帰りのフライトでは、硫黄島の上空を4回ほど巡回飛行をしてくれてから、帰路に就いた。

アメリカ軍が上陸した海岸

今は実に穏やかで美しく、とても静かだった。平和のありがたさを実感した時だった。

 

 


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