オーディオスペースコア

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リチウムイオンバッテリー電源試聴♪

2018-08-27 16:47:10 | 比較試聴
ビクターの事業部の方が来られ今回ニチコンのバッテリー電源を持ってきて試聴しました♪

元々ニチコンのこの電源は瞬停用ですがオーディオ用にも十分使えるとのことでビクターさんが扱いだしたそうです。
でも、当方に来た目的はどうもそれだけではなかったようで…

これからこれを基にオーディオ用バッテリー電源を開発する際に色々知りたいことがあるとのことです。
まずは試聴させていただきました。


2種類の接続方法で試聴をしました。


1つは、全ての機器をこのバッテリー電源1台から給電する。
もうひとつは、容量800Wなのでパワーアンプのみ商用電源からで他はバッテリー電源から給電する。

前者は、音像にブレが少なく定位も良いしS/Nはさすがバッテリーだけあって凄く良くなります。
しかし、低域のトランジェントが容量不足なのかもうひとつ、それと色彩幅が少なく音色がチープです。
奥行きは出るものの色彩幅が少ないので音色が平坦に聞こえるのでパッと聴きは良いのですが雑な部分が多い。
でも、価格が55万なので費用対効果は下手なオーディオ用よりもトランスやレギュレーターの音色に左右されてない分いいですね!

そして、問題の後者。
何が問題かと言いますと、パワーアンプを商用電源の60Hz、他をバッテリー電源の60Hzからと、同じ60Hzで同期しているなら電位差に位相差が出ないんですが、内部発振で個別に60Hzを作っていると位相差が出てしまい音にモジュレーションを感じてしまいます。
これだとせっかく位相特性やトランジェントの良い高級なアンプやスピーカーが本領発揮できません。。

後者を試聴しましたが…
やはり、音像が甘くなり若干モジュレーションを感じます。

そこで、位相差を測定したら…
4.2V~6.9Vを20秒くらいの1周期で行ったり来たりします。

これだと、前者のみお奨めになるのですが、バッテリーが800Wなので容量を大きくしたくなりますね。
理論上ですが、コアのこのシステムである程度の大きめの音量で使用容量がMAX30%程度でしたので約8時間楽しめますので音以外は別段問題にはなりません。

他社の色々あるクリーン電源と、このバッテリー電源との方式の違いは語らずとも理解できますが、逆に共通部分があります。
それは出力側の電源を作る部分です。
出力電圧100Vで60Hzという交流を出力します。
ここは両者とも同じです。

まず1つ目の盲点です。
先ほども書きましたが、60Hzをどうやって作っているかです。
内部発振なのか、それとも商用同期なのか。
内部発振なら同期用のリンクケーブルを採用し複数台使って同期をとることで全ての機器の電位の位相差がなくなります。
商用同期なら後者のような商用電源との併用でも位相差が出ないことになります。

また、もうひとつの盲点があります。
その出力電源を作っているパーツの音色が付加されるということです。
オーディオの世界では当たり前のことですが、電源トランスや電解コンデンサーで音色が変わります。
それと同じで、クリーン電源もメーカーの音色が出ます。
回路はパワーアンプと同じようなものですから当然ですが、あくまでクリーンにすることが目的なら音色を付加して欲しくないんです。

なので、バッテリーであるメリットを十分生かすなら尚更ですが、出力回路と発振回路をどう作ったらよいかということにかなりのノウハウが必要かと思います。

そんな、こんな、一応全てビクターさんにお伝えしたので、今後のオーディオ用リチウムイオンバッテリー電源に期待したいと思います!!

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