先週の日曜日は、
『京王 百草園』 (けいおう もぐさえん)
に梅の花を観に行ってきました。
日野市の多摩丘陵の丘の上にある園内には
まだ数日前に降った雪が残っていて
とても寒かったです。
百草園はかつては松蓮禅寺というお寺でした。
奈良時代創建と伝えられています。
江戸時代の亨保年間(1716年~)、
小田原城主大久保候の室、寿昌院殿慈岳元長尼が
徳川家康の長男・岡崎三郎信康追悼のために松連寺を再建し、
それに伴ってつくられた庭園が百草園です。
また、園内の有名な寿昌梅は寿昌院殿慈岳元長尼がこの時自ら植樹したと伝えられています。
明治初期に神仏分離令が出され、廃仏毀釈の波を受けて廃寺となり、
地元出身の生糸商人が所有し、昭和32年に京王電鉄に移管され、現在に至っています。
現在も豊かな自然を残す多摩丘陵。
その一角に佇むのが、百草園です。
素晴らしい眺望が楽しめる園内には松連庵、三檪庵をはじめ
若山牧水の歌碑、松尾芭蕉句碑などが四季の草木に彩られ、訪れる人を飽きさせません。
さらに、2月~3月に咲く800本の梅は見事で、梅の名所としても親しまれています。
↑寿昌院殿慈岳元長尼がこの時自ら植樹したと伝えられている、「寿昌梅」です。
↑こちらは、蝋梅(ロウバイ)の花です。
↑これは珍しい、「寒咲きあやめ」です。
↑福寿草の花も咲いていました。