千年の贈り物

何だか判りますか？
水道とホースじゃなくて、その周りにあるものなんですが…。
これはいわゆるドングリの樹（カシやシイなどの広葉樹）を育てているところです。
先日の日曜日、カミサンの妹さんが今度昇進試験を受けるというので、合格の御守りを戴きに、御利益のありそうな神社ということで、秦野市の相模出雲大社へ、ドライブがてら行ってきました。
出雲大社では「千年の森」という、樹を育て森を作る事業に取り組んでいるそうなんです。
林の中の苗木を見ていたら宮司さん（神主さん？）が出ていらして色々と説明して下さいました。
そしてわざわざ建物に引き返してパンフレットまで持って来て下さいました。
温暖化など地球環境が悪化している中、樹を育て森を作り、千年先まで人類と地球上の生き物たちへ贈り物をしようという、壮大な事業です。
そのための土地も神社の隣に取得して、植林をしているそうです。
ただ、樹ならなんでも良いわけではなくて、その土地に元々あった樹ではなくてはならないそうなんです。
そのために近くの山へ行ってドングリを拾ってきて、ここで発芽させて育てているんだとか。
植え替えできるまで育つのに三年かかるそうで、なんとも気の長い事業です。
植木屋さんから苗を買うんじゃないんですね。

土曜日に行った高幡不動尊でも森を守る活動をしているそうで、高幡不動では裏山の森のおかげか、この夏の最高気温は34度までしか上がらなかったと、貫主様のお話にありました。
近くの八王子市では38度までなったそうですから森の力は大きいと思います。

土曜、日曜とお寺や神社を回って、環境の話しを聞くなんて、感激しながらも環境悪化が深刻な問題なんだと改めて感じました。
自分も少しでも役に立てればと、とても少ない額でしたが募金してきました。
家にも樹を植えたいですが、とてもそんなスペースはないので、せいぜい雑草を生やすくらいですね…(^^;)