猫好きエンジニアの呟き

車好き、猫好きのエンジニア『シン・レオ(元あうでぃ猫)』の日記です
食べ歩記、ドライブ写真、神社仏閣、植物写真など

町田市立国際版画美術館

2008年07月02日 19時32分31秒 | 日記・他
ちょっと古い話になりますが、ゴタゴタしててアップ出来なかった日記をアップします。

6月22日の日曜日、雨だったので屋内で楽しめる所ということで『町田市立国際版画美術館』に行って来ました。
町田駅から10分くらいの所にある『芹ヶ谷公園』内にあり、緑に囲まれた静かな場所です。
たまたま美術展「美術家たちの南洋群島」の最終日ということでした。
明治から昭和初期にかけて、南洋諸島(グアム島、パラオ諸島など)に渡り、島の人と暮らした芸術家たちの、素朴で自然に溶け込んだ生命力に溢れた作品が展示されていました。
杉浦佐助という彫刻家は、宮大工の修行をした後パラオに渡り、 さまざまな職を転々として、先に島に暮らし創作活動をしていた芸術家の土方久功氏に弟子入りし美術史や解剖学を学びました。
土方とともにパラオ諸島、サタワル島に渡り、南洋の魂に触れ、その生命エネルギーを表現した独自の世界を作り出しました。
また彼の弟子に沖縄の魂の版画家、儀間比呂志氏がいます。
杉浦氏は太平洋戦争末期テニアンでアメリカの占領に抵抗した日本軍に投降を呼びかけて、日本兵に銃で撃たれて亡くなったそうです。
ここにも戦争の野蛮さと狂気が見えてきます。
今回の美術展「美術家たちの南洋群島」はこの杉浦氏の作品を人々に広く紹介したいという思いから企画されたそうです。
元々が宮大工だけあってとても繊細な中にユーモア溢れた作品でした。
22日までが町田市立国際版画美術館、7月13日~9月15日が高知県立美術館、 11月7日~翌年1月18日が沖縄県立美術館で開催されます。

芸術を鑑賞した後、美術館のコーヒーショップでくつろいでました。
写真は桃と林檎のケーキです。
美術館の作品を撮影するわけにいきませんからね。