オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

佐川美術館

2012年03月16日 | 建物探訪
佐川急便株式会社が創業40周年の記念事業として
琵琶湖のほとりに1998年3月に開館しました。


美術館は3つの建物で構成されています。

日本画家の平山郁夫館

彫刻家の佐藤忠良館

陶芸家の吉左衛門館


敷地の大部分を占める水庭に
浮かぶように建物が配置されています。



前日が雪のため、わかりにくいのですが
建物の周りは水庭、奥に見えるのが茶室です。





ここでも、入口までの長~いアプローチ





別棟への建物の周りも水庭

季節ごとの水の表情を楽しめます。






陶芸家 楽吉左衛門の茶室。

吉左衛門館への入口は水庭から
さらに水中へ行くように階段を下りていきます。
(平屋に見える建物の下にB1、B2の空間があります)


水没する(水の下につくられた)小間と水の中に浮かぶ広間。

水路地と呼ばれる空間には
思わず「おーー」っと声を出さずには。


陰から陽への変化
とにかく広間へ出たときの空間は感動でした!
(茶室についてはこちらを参考に)




水辺に植えられているのは
島のように作られたヨシです。
(この下に展示スペースがつくられています)


広間の床の高さは水庭の水面と可能な限り
同じレベルを保つように考えられています。

「水面と同じ高さに座す。
人は自然と同じレベル、目線で生きていかなければならない」
そういった思いが込められているとのことです。

遠くには比叡山を仰ぎみることができます。







佐川美術館

四季のうつろいに映える建築美
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする