笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

+1の発想

2009-10-21 21:21:11 | Weblog
 ここのところ、さあこいレシーブでは6年生が、3年生や5年生と組んでいる。その中で、6年生が3年生を一つ一つていねいに教えている場面を多く見る。人に教えるということは、自分なりにわかっていないと教えられない。私に個人的にいろいろ言われたり、時には泣きながらでもがんばっていた子はそれなりに得るものも大きかったように思う。自分で悔し涙を流した分、できないことやどうしたらできるかを考えて、ある程度できるようになってきたと思う。そのことを下の学年に伝えている。だから、そういう6年生と組んだ3年生、5年生は上手になっているように感じる。ところが、それほど自分で苦しんだり、何となくできるようになってきている子やまだ自分自身がこうすればできるということを獲得できていない子は、教えるという段階までいっていないように感じる。だから、淡々と進めている場合が多い。
 単に、バレーボールの対人の練習ではあるが、見方ややり方によっては人を育てることにつながるのではないかということを感じる。

 きょうは、久しぶりに3人レシーブをやってみた。クロスレシーブからポジションチェンジが少しではあるができるようになってきている。そこから、スムーズに攻撃にまで移行できるとコートでの動きがスムーズになるだろう思われる。きょうはそんな見通しが少しもてるようになったことは収穫である。

 サーブの練習では、3~6年生までを3人一組のチームにして、チームとして50本を達成するように指示をした。すると、それまでのだらだらとした動きからきびきびとした動きに変わっていた。それをねらってさせたわけではないが、淡々とサーブを打つような練習に少しゲーム性をもたせてみた。
 この他にも、きょうはいつもと同じようなメニューや練習の流れに少し変化をつけて子供たちを動かしてみた。つまり「+1の発想」で取り組ませてみた。子供たちはいつもやっているメニューやワンパターンの練習は飽きるし、適当になってしまいがちである。すると考えようとしなくなる。思考が止まると身体も動かなくなり、そこで伸びもなくなってしまうのではないかと思う。そこで、できそうでできない、やればできるというような「+1」のものを加えることであたかも新しい練習に変わる。そして、そこでの達成感が次の意欲につながると思う。そんな練習をこれからも心がけたい。日々努力。
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