笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

カバーできる力をつける

2009-04-30 23:27:12 | Weblog
 先日、草野健次著「考えの基」という本が届いた。基シリーズの最終刊である。自然体バレーの考えがぎっしり詰まっている。また、とても読みやすい。バレーボールに限らず、人としてどう生きるべきか、子どもと向き合う者にとってどうあるべきかなど、教育書でもあると思う。
 その本の中に今のチームに対して、非常に当てはまる言葉があったので紹介したい。

「バレーボールはカバーする努力が必要なスポーツである」
 カバーし合うことでもない、カバーしてもらうことでもない。なぜならば、そのような考え方はまだまだ相手に見返りを求めている姿だ。待ちの状態、受け身の状態でしかない。相手を願っている姿だ。依頼心そのものの姿でしかない。助け合うには、まず自分が他人を助けることのできる力をつけることだ。カバーできる力をつけて、カバーできる選手になることだ・・・・そんなふうに選手を指導したらどうだろうか。

 今のチームの中には、待ちの状態、受け身の状態の子どもが多いように思う。だから、何でもない人との間のボールがポトンと落ちてしまう。依頼心そのものであるとつくづく思う。それがどういうことなのか、わからなかった。
 カバーできる力をつける、カバーすることのできる子どもを育てることが、今の私に課せられた課題であると思って、明日からの練習で具体的に指導していきたい。そして、そのことはそっくりそのまま子どもたちの人生にも役立つのではないかと思っている。そう思うと、たかがバレーの指導ではすまされないなと思う。日々努力。
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基本に戻って

2009-04-30 00:09:00 | Weblog
 きょうは午前中練習を行った。いつもは練習の途中からしか体育館に行けないので、きょうのように最初から練習につけることにとても喜びを感じる。それは、子ども達をじっくり見ることができるからだ。
 最初は、楽しみながら体をほぐしたり、反応を早くする練習をたっぷり行った。その後、オーバーパスなどの基本を行った。これもふだんはじっくり見ることができないので、ところどころポイントをおさえながら行った。
 サーブについても、もう一度基本に戻って、一つ一つ確認しながら行った。
 きょうから、Bクラスの3年生と5年生をコートに入れて、6年生と乱打を行わせた。思ったより、3年生ががんばっているのには驚いた。昨年1年の取り組みはムダではなかったように思う。きょうは、コーチ陣もそろっていたので、Bクラスの子ども達にじっくり指導してもらった。ふだんは、私だけでは思うようにいかないこともあるので、こういうときに思う存分バレーボールに触れてほしいと思う。
 さて、6年生は先日の大会での課題を踏まえながら、より自分達のプレーに磨きをかけるような練習を行った。先日の大会での手応えが練習にも生きているようで、自分がやらねければならないことをわかってプレーしているように思えた。
 ミーティングのときに、質問をしてくる子どもがいた。ふだんは、マイペースでおとなしい子だが、少し変わってきたようだ。その質問に対して、みんなに考えてもらった。一人の悩みをみんなで共有しながら、一人ひとりのプレーの向上につながってほしい。
 まだまだいろいろな面で、完成度は低いけれども、子ども達と一つ一つ確認したり、考えさせたりしながら、いつでもどこでも笑顔でバレーボールができるようになれたらいいなと思う。日々努力。
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