おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡349

2008-03-13 | ジパング
なに~?“海軍情報局からの報告”って、そっちのことかよ?!…(^^;)
ますます先行きがわからなくなってきました。

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ホワイトハウス。
ルメイ大佐は大統領に、大和とは別の日本の巡洋艦「ミライ」に関するファイルを見せる。
原爆を搭載する戦艦大和と謎の巡洋艦ミライ、という2つの情報に何をか想うルーズベルト。
そして大統領の中に、攻撃の決断ではなく、別の可能性が芽生え始めていることを見てとるマクローリィ少佐。
そんな時、マリアナからみらい発見の無電がホワイトハウスへ報告され、折り返しグールド搭乗のアヴェンジャーへ、みらいの情報収集最優先の返信がもたらされる。

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原爆搭載の可能性、に食いついてきたはずのルーズベルトが、みらいの情報とその精密な図に心奪われてしまったようです。
びっくり…。
(じっくり見ても、あそこまで精密な絵は普通描けないでしょ!白い皿とか白いドーム状のものがいったい何なのか解る方がおかしいよ~ ^^;)

現状、原爆を日本に先起こされた挙句、使用される屈辱感を考えれば、先週号で言っていたように、普通アメリカが優位に立つための何らかの方法を考えることで手一杯だと思われるのに、更に“みらい”とは…。

でも、誰が描いたのかは知らないけど、あの素晴らしいみらいの精密画を見たり、小麦粉に命中したミサイル・探振音を出す魚雷の報告を読めば、
「もしかして、原爆よりハイテクで強烈な極秘兵器を搭載してるかも…!?」
って、つい考えたくなるのもうなづけます。

現代に生きる我々にとって、イージス艦の能力はごく当たり前なものになっていても、当時にしてみると驚き以外の何物でもないわけですから。
“米軍はみらいなんかより、まずは大和でしょー!”って、現代の感覚で語ってしまっていたことを反省します。。。

だけど、ルーズベルトがみらいに関心を持ってしまったことで、物語は予想もできない方向へ向かう可能性が大きくなったのではないでしょうか。
マクローリィ少佐の言う「別の可能性」が何を指すのか、その答えが今から気になって仕方がありません。

…なんとなく、大和を攻撃するための爆撃機も大統領命令を受けてUターンしそうだし、それを「お!ラッキー☆」とか言いながら、意気揚々と大和に乗り込んでいく角松チームの姿が想像できますわ。
(その後のことは知らんけど。ここで原爆が簡単に無力化されるようだと、話が続かなくなる気もするしね…)

みらいはアメリカと戦う気がないのだし、仮に対話を持ちかけられればホイホイとアメリカ側に付くような気配も未だにありますからね。
早期講和のためには、原爆よりも目の前のみらいだ、って何処かで聞いたようなセリフですけど、本当はそんな感じの結末でもいいんじゃないかな、って単純に思ってみたりします。


そういえば、今日はイージス艦あしがらの引渡し式の日(=就役日)です。
その前日には佐世保でひっそりと、あさかぜ(DDG169)の自衛艦旗返納行事が行なわれたそうですね。
単純に、佐世保に於ける護衛艦の世代交代ということなのですが、就役の喜びより引退の寂しさが妙に心に残るニュースでした。

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